フランスの友人宅で、ご飯をごちそうになったときのことです。食前酒のお供にどうぞ……と出されたのは、なんとダイコン(!)。しかも、丸ごと1本。

ええええ、どうやって食べるの? 

目を丸くしていると、友人のお母さんが食べ方を教えてくれました。これがあまりにも衝撃的で、これはみなさんに絶対紹介しようと思ったのでした。だって、あまりにも美味しくて簡単で、しかも思いついたことなかったから!

【大根にバター!?】


その作り方は、もう単純そのもの。皮をむいて薄切りにした大根に無塩バターをのせて、塩をふりふり。これだけ。

「はい、食べてみて!」と、友人のお母さん。生の大根にバター!

大根もバターもそりゃよーく知ってる食材だけれど、この組み合わせは初めて。無理でしょ、という気持ちが少なからずありましたが、郷に入っては郷に従え。ということで、恐る恐る味見してみたところ……。

【大根が一瞬で白ワインの最高のおつまみに】

びっくり! びっくりびっくり!!

大根にバター、おいしいじゃないですかぁ〜!!

疑って悪かった。正直、絶対マズイと思ってた。

バターのまろやかさがあっさりとした大根にコクをプラス。塩がアクセントになって、いくらでも食べられちゃう! 大根バターをパリパリ、白ワインをゴクゴク。大根をつまみにワインが飲めること、初めて知りました。

【みんなも試してみて♪】

もともと大根は低カロリーで胃に優しいので、お腹がもたれる心配もありません。バターをつけたとしても、一般的なほかのおつまみよりもヘルシーです。

大根の上のほう(葉側)でももちろんおいしいけれど、真価はもしかしたら先端部の辛い部分かも。大根の辛さに、リッチなバターがほんとによく合う! ああ、素晴らしきマリアージュ。


これだけ簡単でおいしいので、みなさんもぜひお試しを。レシピというほどのものではないですが、作り方&食べ方は、皮をむいて薄切りにした大根に、バターを塗って塩をふりかける。あとは手にとって食べるだけ! 以上です!

おそるべし大根バター。煮物や大根おろしの大根とは、全くの別物。しいていうなら大根サラダに近いけれど、それともちょっと違う。

ちなみに当地では、ラディッシュも同じ食べ方をすることがありますよ。こちらもおいしいですが、私は大根バターの方が好きです。フランス流大根の食べ方、ぜひぜひお試しを!

調理・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch

▼フランスの大根は皮が黒い。これも衝撃的!