フランスの性犯罪対策アプリ「ハンザウェイ(HandsAway)」が、新キャンペーンをスタート。インスタグラムに4つの広告を公開して注目を集めています。

キャンペーンの名前は「これは同意ではありません(CECI N’EST PAS UN CONSENTEMENT)」

女性には好きな服を着る権利があり、服装によって性差別や性的暴行を正当化するのは間違いであると訴えています。

【どんな服装でも「同意ではない」】

それぞれの広告に映っているのは、ミニスカートや胸元の開いた服、体のフォルムにピッタリ沿うパンツを身につけた女性たち。

真っ赤なリップをくちびるに塗布する女性の姿もあります。

露出度が高いファッションや派手な口紅は、「男性を誘惑している」と捉えられることがありますが、女性本人からすれば「着たいから着ているだけ」。性差別や性犯罪への「同意では決してない」のです。

女性に限らず、誰にでも好きな服装をする権利があります。

それなのに、なぜ服装によって、性差別や性暴行を受けて「当たり前」だと正当化されなければならないのか。「そんな格好をしているからだ」なんて言われる筋合いはないと、強く訴えかけているんです。

【ネットからも称賛の声が寄せられる】

広告が公開されたインスタグラムには、

「こうしたキャンペーンを行ってくれてありがとう!」
「100%賛成」
「広告デザインをTシャツにする計画はありますか?」

といった具合に、たくさんのコメントが寄せられていています。

【この認識が「当たり前」になってほしい】

メッセージ性の強い「これは同意ではありません」キャンペーンの広告からは、見ているだけで力がみなぎってくるほどのパワーを感じます。

好きな服装をすることも、パワーの源になるもの。着たいから着る、どんなファッションを選ぼうとも「同意ではない」。

その認識こそが「当たり前」になることを、強く願わずにはいられません。

参照元:Instagram @handsawayparis
執筆:田端あんじ (c)Pouch