梅雨が明けてからというもの、毎日うだるような暑さが続いていて、イヤになっちゃいますよね……(涙)。

こんなときは、ヒヤッとできるホラー&スリラー映画を観て、涼を味わうのがいちばん♪

とはいえ、夜中に1人でトイレにいけなくなるほど「ガチ怖」な映画はちょっと……という人もいると思います。

今回ご紹介するのは、「え……!? そう来たか!」と意外性を感じられる、変化球系ホラー&スリラー映画5作品です。

あまり身構えずに楽しんでいただければと!

【王道ホラーと思いきや…全く予想外の展開に!『キャビン』】

無邪気な若者たちがバカンスにやってきて……という、ホラー映画の王道展開からスタートする『キャビン』。

予想どおり、次々とホラーな出来事が巻き起こり、犠牲者が増え続けるのですが、実はすべては「仕組まれたもの」だったからビックリ~!

“謎の組織” のおじさんたちが繰り出す「ホラー映画の幕の内弁当」のような展開に、開いた口が塞がらなくなること必至です。あと、意外な人が生き残るところも見どころのひとつ★

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【怖いのは幽霊ではなく人間かも!?『ザ・ボーイ 人形少年の館』】

ある老夫婦に “男の子の人形” のベビーシッターとして雇われたグレタ。

老夫婦が旅行に出かけているあいだ、世話を頼まれるのですが、人形が意思を持って動いていることに気がついてしまうんです。

……と、ここまで聞いただけだと、多くの人が「人形が幽霊に憑りつかれている」と思うことでしょう。

でもね、違うんですよ。続きはあなたがその目で確かめてみて!

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【この家族、なにかがおかしい!?『ゲットアウト』】

恋人のローズから、実家に来るよう誘われたアフリカ系アメリカ人のクリス。人種差別されるのではないかと不安を抱えながら向かうも、ローズの両親から温かく歓迎されます。

しかしクリスは気がついてしまうんです。この家の人々も、客としてやってくる人々も、「なにかがおかしい」ということに。

突如走り出す庭師、笑みを浮かべながら涙を流す使用人、怪しげなオークション……

果たして「おかしい」の正体は何なのか。すべてを知ったとき、怖ろしさのあまり「ひいいいいいい」と声をあげてしまうはず!

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【優しい祖父母の “裏の顔” がヤバすぎる『ヴィジット』】

1度も会ったことがなかった祖父母の家で休暇を過ごすことになった、10代の姉と弟。祖父母は優しく、料理もおいしく、和やかに時が過ぎていったのですが……

夜になると雰囲気が一変! 普通じゃない気配と不気味な物音に恐怖を感じ、姉弟は「夜9時半以降は部屋から絶対に出ないこと」という言いつけをやぶってしまうんです。

ふたりが見たものとは、一体何だったのか。また最終的に明らかになる「祖父母の裏の顔」とは……!? 驚愕のラストに震え上がること必至です。

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【家族の闇に震え、柴田理恵のカッコよさにシビれる『来る』】

オカルトライターの野崎(岡田准一)はある家族から謎の怪奇現象に襲われていると相談を受けます。一家に取り憑いたのは「あれ」と呼ばれる謎の存在。1人、また1人と犠牲者が増えてゆくごとに「あれ」も力を増していきます。

「あれ」に立ち向かうのは、松たか子さん演じる日本最強の霊媒師・比嘉琴子。

琴子もめちゃくちゃカッコいいのですが、同じく霊媒師役の柴田理恵さんがスバラシイ! 腕をもぎ取られても「あれ」に立ち向かう姿に、惚れてしまうこと必至です。

また『来る』は単なるホラー映画ではなく、「人間がいちばん怖ろしい」ことを教えてくれる作品でもあります。

ストーリーが進むごとにつまびらかにされる「幸せな家族が抱える闇」こそが、同作の “意外性” !

2時間強と長尺ですが、めちゃくちゃおもしろいので、あっという間に時間が過ぎるはず~っ。

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今回選んだ5作品の中には、意外性だけでなく、クスッと笑える要素があるものもあり。

エンターテインメントとして楽しませてくれる作品がそろっているので、ぜひご覧になってみてください♪

執筆:田端あんじ
Photo:(c)Pouch