夏は涼しいお部屋で映画鑑賞三昧♪ 映画の世界にどっぷり浸れる時間ほど贅沢なものはありません。

今回お届けするのは、映画好きの私が厳選した「夏におすすめの偏愛作品 11選」です。

新旧問わず「夏」を感じる作品が勢ぞろい。定番から個性派作品まで、幅広いジャンルをピックアップしてみましたよ〜!

【夏におすすめの作品 11選】

①君の名前で僕を呼んで

17歳と24歳の青年が出会い、生涯忘れられない恋の喜びと痛みを体験する物語。甘く切ないストーリーもさることながら、本作はとにかく情景が美しい!

1983年の夏、北イタリアにある避暑地を駆け抜ける風。生い茂る緑と、水遊びで濡れた身体。目に映るすべてが「理想的な夏」すぎて、まばゆくて、夏に鑑賞するにはぴったりの1本です。

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②ゴーストワールド

幼なじみで親友のイーニドとレベッカは “はみ出し者同士” だけど、ふたりでいれば最強! 高校を卒業してからも一緒に暮らすつもりだったけど、ひと夏を境に、ふたりの世界は少しずつズレていって、いつしか気持ちもすれ違ってゆくーーー。

とびきりオシャレで、とびきり切ない “低体温系” 青春ストーリー『ゴーストワールド』。当時10代で主演を務めたソーラ・バーチ&スカーレット・ヨハンソンにもご注目!

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③となりのトトロ

ジブリ作品における夏映画といえば『となりのトトロ』。メイとサツキが暮らす田舎の風景は、まさしく「ニッポンの夏」。おばあちゃんと過ごした子どもの頃の夏休みを思い出します。

そして、川の水で冷やしたトマトときゅうりの美味しそうなこと! 都会に暮らす場合、川の水で冷やすのは難しそうですが、冷蔵庫などで冷やしておいて映画のお供にするのも楽しそうです。

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④時をかける少女

夏のアニメ映画の定番といえば細田守監督作品『時をかける少女』! 『サマーウォーズ』と迷いましたがこちらを選んでみました。

なぜなら「エモい」から。主人公・真琴が、初夏の町を駆け抜けながら何度もタイムリープするシーンも、男友達・千昭が残した「未来で待ってる」というセリフも、ただただエモい……!

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⑤ミッドサマー

夏といえばホラー。というわけで、みんな大好き(?)な『ミッドサマー』をおススメしたいと思います。

美しくも閉鎖的な村で次々起こる悪夢。花咲き乱れる天国のような場所だからこそ、そのあとの惨劇を見てギャップに震えます。笑顔がこんなにも恐ろしいことって、ある?

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⑥キャビン

こちらはいわゆる “変わり種ホラー” 。バカンスに訪れた5人の若い男女が、山小屋で恐怖と対面するーーー。という、お決まりのB級ホラー展開から始まるのですが、ここから先のストーリーは全く読めないはず!

次から次へと予想もしない出来事が起こり、鑑賞しているあいだずっと、驚きっぱなしになることでしょう。コメディ要素もふんだんに盛り込まれているので、怖いのが苦手な人でも楽しめる……かも?

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⑦(500日)のサマー

運命の恋を信じるトムと、真実の愛を信じないサマー。そんなふたりの最高で最低な500日を描いた本作は、ファッションやインテリア、音楽が最高にクールな作品でもあります。

サマーに振り回されまくるトムが気の毒ですが、そうなっても仕方ないほどサマーが魅力的! 「夏=サマー」ということで、反射的に夏に鑑賞したくなる作品です。

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⑧あのころペニーレインと

1970年代、15歳で『ローリング・ストーン』誌の記者になった主人公・ウィリアムは、人気急上昇中のロックバンドの全米ツアーに同行することに。バンドのグルーピーだった美しい少女ペニー・レインに恋心を抱くも、ペニーはバンドメンバーと恋仲だったーーー。

毎日がパーティーのような喧噪の中で、ペニーだけがきらめいている。そんな青春の輝きを、ウィリアムの視点を通して感じられます。夏の終わりを感じさせてくれる、音楽に溢れた名作です!

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⑨恋する惑星

香港を舞台に若者たちのすれ違う恋模様をスタイリッシュに描いた群像ラブストーリー。もはやタイトルを聞いただけで、むせ返るように暑い香港の夏を連想してしまいます。

失恋の傷を癒やすべく、パイナップルの缶詰を毎日買い続ける金城武も可愛いけれど、ママス&パパス『夢のカリフォルニア』が流れるトニー・レオン×フェイ・ウォンのシーンがたまらなく好き。DVDが擦り切れるほど、何度も繰り返し観た、私的偏愛映画です!

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⑩天国の口、終りの楽園。

こちらも私が愛してやまない夏の1本。17歳のテノッチとフリオが、偶然パーティーで知り合った年上の女性・ルイサを誘い、幻のビーチ「天国の口、終りの楽園」を探す旅に出ます。

大人へと成長する少年たち、ルイサが抱える悲しい秘密など、見どころは数あれど、メキシコからカリブ海沿岸に続く情景の美しさは群を抜きます。ロードムービーとしても傑作なのでぜひ鑑賞してほしい!

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⑪夏至

『青いパパイヤの香り』を手がけたトラン・アン・ユン監督による、フランス・ベトナム共同制作の映画。静かに過ぎてゆく夏の日、色彩美あふれる映像に魅了されます。

ひとつの家族を通して、ままならない人間関係が描かれますが、淡々としているため不思議と心地いい。夏の昼下がり、ぼーっとしながら永遠に観ていたくなる、気が遠くなるほど美しい物語です。

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【レンタルしてでも観てほしい!】

ご紹介した作品は、いずれも夏に観たくなる名作ばかり。残念ながら、配信されていない作品もいくつかありますが、レンタルしても後悔させないラインナップだと自負しております。

外出するのもイヤになる暑い夏の日は、映画の世界へトリップしましょう♪

執筆:田端あんじ (c)Pouch