何世代にもわたって忌まわしい出来事が続く呪われた町・ジェイサイド。1994年、町のティーンエイジャーたちは過去のすべての事件がつながっていることに気がつきます。

歴史をさかのぼることで、町に取り憑いた悪夢をはらうことはできるのでしょうか……!

毎週金曜は各配信サイトで観られるオススメ作品を紹介する日。

今週もよく頑張った……週末はおうちでゴロゴロしながら、Netflix映画3部作『フィアー・ストリート』を観て、カウチポテトになっちゃお〜!

【あらすじ】

何世紀も前から忌まわしい出来事が続く悪名高き街、シェイディサイド。

1作目『フィアー・ストリートPart 1: 1994』で、町のショッピングモールで凄惨な事件が起こるシーンから幕を開け、その後も次々と起こる殺人事件。やがてティーンエイジャーたちは、何世代にもわたって続いてきた恐ろしい出来事に「呪い」という共通点があることを発見するのです。

続く2作目『フィアー・ストリートPart 2: 1978』、3作目『フィアー・ストリートPart 3: 1666』と、呪いの謎がどんどん明らかになっていき、すべての元凶が判明したとき……あなたも驚くはず!

【ココが見どころ!】

<その1:夏に観たいホラーが全部のせ>

夏に観たいホラーとして紹介したい本シリーズは、ホラー映画の定番要素がたっぷりの3部作。

1作目は、幽霊×殺人鬼のハイブリッドが次々襲いかかってくるスラッシャー展開。2作目は、ホラー映画の金字塔『13日の金曜日』を彷彿とさせるサマーキャンプが舞台です。『スクリーム』を彷彿とさせるガイコツ仮面をはじめ、殺人鬼のビジュアルが名作ホラーへのオマージュになっているところも推せる!

そして3作目では、「1番怖いのは人間」だと気づかされ、不穏すぎる終わり方をするのです。

この展開、ホラー映画好きなら嬉しくなっちゃうんじゃないでしょうか。

<その2:伏線回収が気持ちいい>

1つの町で300年以上も続いている不穏な出来事。時代ごとにさまざまなタイプの殺人鬼が現れては、むごたらしい事件を起こしていきます。

けれどなぜ、この町でだけ不幸が起こるのかーーー。

1作目、2作目と回を追うごとに真実が明らかになり、3作目であぞましい事実があぶり出されます。謎解き&怒涛の伏線回収も本作の見どころです!

<その3:私が好きなのはこの作品!>

3作品すべてを鑑賞することで完結するストーリー。全作品のなかで私が特に気に入っているのは、1作目『フィアー・ストリートPart 1: 1994』です。

冒頭のショッピングモールの惨劇から最後まで、おびただしい血が流れ続ける本作。どんなにぶちのめしても追いかけてくる殺人鬼たちのガッツ、1ミリも容赦がないグロテスクな殺され方など、ホラー好きがワクワクしちゃう展開が目白押しなんです。

思春期ならではの甘酸っぱいシーンもあり、ティーン映画好きにも刺さりそう。

【3連休を利用して思う存分悲鳴をあげよう】

1作品あたり約1時間50分&1日あれば完走できちゃう本シリーズ。今週末は3連休なので、1日1作品ずつ鑑賞するという贅沢な方法もありますよ〜!

ちなみに、本作には『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のマックスを演じたセイディー・シンクさん、ロビンを演じたマヤ・ホークさんが出演しているので注目です!

夏の暑さが本番を迎えている今日この頃。クーラーの効いたお部屋で涼みながら、背筋が凍る恐怖体験をしてみてはいかがでしょうか。

■今回紹介した作品

Netflix映画『フィアー・ストリート』(原題:Fear Street)
2021年7月2日から独占配信中

※カウチポテトとは:ソファや寝椅子でくつろいでポテトチップをかじりながらテレビやビデオを見て過ごすようなライフスタイルのこと。

執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:Netflix © 2021