ふと目が覚めて、買い物に出かけて宝くじを買い、母親にサンドイッチを作る。

いつもと変わらない朝だけど……昨日とは明らかに「なにか違う」。たしかな証拠はないけれど「違和感」がぬぐえない。そしてその違和感は、やがて確信へと変わるのです。

毎週金曜は各配信サイトで観られるオススメ作品を紹介する日。

今週もよく頑張った……週末はおうちでゴロゴロしながら、Netflix映画『ゼイ・クローン・タイローン ~俺たちクローン?~』を観て、カウチポテトになっちゃお〜!

【あらすじ】

犯罪が多発するスラムに暮らす、ドラッグディーラーのフォンテーン。自分のシマを荒らされた腹いせに、敵対する売人に宣戦布告しますが、報復にあって撃ち殺されてしまいます。

……と思ったのに、なぜか生きてる! フォンテーンが撃たれるところを目撃したポン引きのスリックは、「幽霊だ!」とビックリ仰天しパニックに。

フォンテーンは生きていたのか、それとも死んでいるのか。だとしたら、今見えている現実は……夢?

同じく、フォンテーンが撃たれる現場に居合わせた売春婦のヨーヨーと共に、3人は調査に乗り出すのです。

【ココが見どころ!】

<その1:奇想天外なストーリー>

平凡に見える町にはとんでもない秘密が隠されていたーーー。フォンテーンの身に起こった出来事が、やがて町全体を巻き込む大事件へと発展します。

巨大な研究所と人間のクローン化、ひそかに行われている人々への洗脳。陰謀論のような展開が次から次へと起こり、ドキドキハラハラ息つく暇もない〜〜〜!

物語の終盤では、すべての出来事を起こした黒幕の正体が明らかに。まさかの人物の登場に、きっとあなたも息をのむことでしょう。

<その2:ズッコケ3人組の凸凹珍道中>

いつも機嫌が悪いフォンテーン、お調子者のスリック、度胸と行動力に優れたヨーヨー。ズッコケ3人組が繰り広げるドタバタ劇は、本作における大きな見どころ。

終始ビビリながらも、それぞれの特技を生かして、真相までグイグイ迫る!

勘が鋭いスリックが「ある陰謀」に気づいたり、やる気を失いつつあるフォンテーンの代わりにヨーヨーが真相を暴こうとしたり。自分にない部分を補い合う3人組の絶妙なチームワークにご注目ください。

<その3:社会風刺が痛烈なSFコメディ>

クスクス笑えてスリルも満点。とんでもなく面白い「SFコメディ」でありながらも、本作で描かれるのは、人種差別構造への社会風刺。

黒人への搾取、不当な支配、文化やアイデンティティーの侵略などが、ストーリーに盛り込まれており社会問題について考えさせられる作品でもあるんです。

【意外なキャストが意外な役で出ています】

『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』のジョン・ボイエガさん、『ジャンゴ 繋がれざる者』のジェイミー・フォックスさん、『マーベルズ』のテヨナ・パリスさんら豪華キャストが集結した本作。

ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』シリーズでおなじみ、キーファー・サザーランドさんも出演しているのですが、ご本人のイメージとかけ離れた役を演じているところも面白い〜!

前情報なしで鑑賞した場合、「えっ、キーファー・サザーランド出てたっけ?」と思ってしまうほど印象が違います(笑)。どの場面で登場するか、ぜひ探してみてください。

■今回紹介した作品

Netflix映画『ゼイ・クローン・タイローン ~俺たちクローン?~』(原題:They Cloned Tyrone)
2023年7月21日から独占配信中

※カウチポテトとは:ソファや寝椅子でくつろいでポテトチップをかじりながらテレビやビデオを見て過ごすようなライフスタイルのこと。

執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:Parrish Lewis/© 2023 Netflix, Inc.

▼ちなみにジョン・ボイエガさんは『スター・ウォーズ』のフィンです(こちらも印象全然違う)