2022年3月8日は「国際女性デー」。

これにちなんで、女性や子どもを支援する国際NGOプラン・インターナショナルが、今も存在する “時代遅れ” をテーマに語りあうプロジェクト『#女子昔ばなし』を展開しています。

まだまだ根強く残る「女性にまつわる古い価値観や事実」。

それらを昔ばなしにするために、ツイッターには様々な声が寄せられているんです。

【どこかで聞いたことがある話だ…】

2月3日からツイッターでスタートした『#女子昔ばなし』。

「むかしむかし、女性のお給料は男性よりもひくいのが当たり前だったそうな。
頑張って働いてもむくわれないことが多いとは、ひどい話だのう」

「むかしむかし、家事や育児、介護を押しつけられる女性も多かったそうな。
ワンオペでもへとへとなのに、仕事と家庭を両立しろとは無理な話だのう」

というふうに、日常生活の中で女性の多くが感じたこと、受けたこと、聞いたことがあるような話が、「むかしむかし……」という語り口で紹介されています。

【様々な意見が寄せられています】

ハッシュタグ「#女子昔ばなし」にはたくさんの声が寄せられており、

・会社でのお茶くみは女性が行うもの
・スカート&パンプススタイルの強要
・進路を制限された
・学校の科目を性別で分けられた(男子は技術、女子は家庭など)

といった例が続々! また「女らしくあれ」と求められることを嘆く声も見られます。

この「らしく」という表現に苦しめられているのは、男性も同じ

そもそも「男らしく」「女らしく」という考え方がなくなればいい、という意見もありました。

私たちが置かれている社会の現状を、見つめ直す機会にもなっている『#女子昔ばなし』。

集まった投稿は、未来をつくる子どもたちに発信していくそうです。

【今後の展開も気になる!】

ちなみに今回のキャンペーンは、国際NGOプラン・インターナショナルによる「MORE VOICE」プロジェクトの一環。

今後は、以下2つの配信を予定しています。

「#大人になった私から女の子へ」(3月1日〜3月8日):
大人の女性から寄せられたジェンダー・バイアスを可視化&女の子たちへの応援に変えてゆく。

「女性の発言力は14文字」(4月):
日本における女性管理職や女性議員の比率は全体の約1割=社会における声の大きさを1割と仮定。ツイートに置き換えると「140文字中14文字しか社会に声が届かない」。その不条理を疑似的に体験。

声をあげることの大切さに気付く機会になることを願って開催される3つのプロジェクト。ぜひ、チェックしてみてはいかがでしょうか。

参照元:#女子昔ばなし 時代遅れを昔ばなしにTwitter @Plan_Intl_jpTwitterハッシュタグ #時代遅れを昔ばなしにプレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch