年末恒例となった「ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が、2022年11月4日に発表されました。

「ヤクルト1000」や大ヒット中のアニメ「SPY×FAMILY」やはじめ、近頃よく聞く「インティマシー・コーディネーター」や「インボイス」もノミネート。

なかでも異彩を放っていたのは……なかやまきんに君の「ヤー!パワー!」

約20年も言い続けてきたのに、今このタイミングでノミネートされるとは。ようやく時代がきんに君に追いついた、ってことなのかも!?

【どれも2022年よく聞いたな~】

「第39回ユーキャン新語・流行語大賞」において存在感を発揮しているのは野球関連のワード

「大谷ルール」「きつねダンス」「青春って、すごく密なので」「BIGBOSS」「村神様」「令和の怪物」といった具合に、なんと6つもノミネートされており、注目度の高さが伺えます。

そのほかには、ニュースでよく耳にした「キーウ」「国葬儀」「こども家庭庁」「宗教2世」「インボイス」というワードもノミネート。Pouchでもご紹介した「ヤクルト1000」も名を連ねています。

【ヤー!パワーーー!】

そして今回のノミネートにおいて、SNSを中心に話題になっているのが、なかやまきんに君による「ヤー!パワー!」です。ご本人も驚きを隠せないようで、自身のツイッターで

「デビューして22年以上ずっと言い続けてきたパワーとヤーでのノミネートは驚きです。皆さん、たくさん広めて頂きありがとうございます」

とコメントして、3万超もの「いいね」を集めていました。

令和の今、このワードがノミネートされるとは予想だにしませんでしたが……元気が出るし、ポジティブになれるし、改めて言葉の持つ魅力を感じました。こうなったらぜひとも流行語大賞を勝ち取ってほしいものですね~!

【日本には2人だけ】

個人的に気になったのは、「インティマシー・コーディネーター」。

映画やドラマで性的なシーンを撮影するとき、俳優と監督のあいだに入って、より良い環境づくりをサポート。演出のイメージを具体的にして、演じる俳優自身が無理を感じないようすり合わせを行う “調整役” のようなお仕事を指す言葉です。

映画界の性暴力に抗議する「#MeToo」運動がきっかけで、アメリカから広まっていったこの職業。日本にはまだ2人だけですが、今回のノミネートをきっかけに存在を知るひとがますます増えていきそう。

トップ10と大賞の発表は12月1日に行われる予定です!

参照元:ユーキャン新語・流行語大賞Twitter @kinnikun0917
執筆:田端あんじ (c)Pouch