アメリカの公共ラジオ放送「NPR(National Public Radio)」の人気YouTubeコンテンツ「タイニー・デスク・コンサート(Tiny Desk Concerts)」。

その名のとおり、「Tiny Desk=小さなデスク」のような狭いスペースで行われるコンサートで、大御所から新進気鋭のミュージシャンまで様々な人たちが出演しています。

今回ご紹介するのは、ブロードウェイミュージカル『ライオンキング』のキャスト&ミュージシャンによるパフォーマンスです。本やレコードが所せましと並ぶ日常空間に、かの有名な「ア~スベンニャ~」が鳴り響く!

【第1声で空気が変わる!】

週8回の公演をこなすほど多忙な日々を送っているキャスト&ミュージシャンの皆さん。ブロードウェイミュージカル『ライオンキング』25周年をお祝いするべく、ニューヨークからはるばるワシントンD.C.へとやってきました。

コンサートの1曲目は、「ア~スベンニャ~」でおなじみ、ライオンキングのオープニング楽曲『サークル・オブ・ライフ(Circle of Life)』。

デスクや本棚がひしめくオフィスのような空間で歌っているにもかかわらず、声量がすごい! キャストのみなさんの美声と卓越した表現力に秒で惹きこまれます。

目を瞑ればそこはブロードウェイ。どんな場所であろうとも、優れたパフォーマーがいればたちまち魅了されてしまうものですね……!

【舞台だけの楽曲も披露】

名曲ぞろいの『ライオンキング』。今回のコンサートでも、オスカーを受賞した『愛を感じて(Can You Feel the Love Tonight)』や『ハクナ・マタタ(Hakuna Matata)』をはじめ、合計6曲を披露しています。

おなじみの楽曲のみならず、舞台のために書かれた曲で、ムファサが子ライオンのシンバに歌う『They Live In You』までをも披露。

さらには、若い雌ライオンのナラが歌うミュージカルの名曲『Shadowland』を披露する場面も! 初の南アフリカ人キャストとしてナラ役を射止めたパール・クウェジさんの圧巻パフォーマンスをご堪能ください。

【装飾にも注目してね】

ちなみに、コンサート会場には実際に舞台で使われたシンバとナラのマスクが飾られているんです。

舞台だけの楽曲、そしてマスク……なにもかもが貴重でありながら親近感も覚える、心地よいショーでした。

ブロードウェイの舞台を身近に感じられる、あっという間の約20分! 休憩タイムなど癒やされたいときにもオススメです♪

参照元:YouTube
執筆:田端あんじ (c)Pouch