台湾旅行での楽しみのひとつが、食べ歩き! 特に屋台がずらっと並ぶ夜市を歩いていると、現地の熱気を感じてワクワクするんですよね。
このシリーズ記事では、台湾在住の筆者が夜市でぜひおすすめしたい屋台グルメを、最新の取材情報を元に詳しく紹介していきます。
今回は、台湾式ハンバーガー「刈包(グアバオ)」。台北・延三夜市(イエンサンイエシー)にある行列必至の人気屋台で味わってきました♪
【「刈包」ってなあに?】
日本では台湾式ハンバーガーと呼ばれることも多い「刈包」。
饅頭(マントウ)というふかふかの蒸しパンに、豚角煮やパクチー、高菜の漬物などを挟んだ食べ物で、割包と表記されることもあります。
【延三夜市でぜひ訪れたい名店】
ご紹介するのは、延三夜市の中でも行列必至の人気店「台北橋頭魯肉飯(タイペイチャオトウルーローファン)」。刈包のほかに魯肉飯(ルーロー飯)や四神湯(四神スープ)など、人気台湾グルメが1度に楽しめるお店です。
店頭の看板に「イートインもテイクアウトも同じ列に並んで料理を待ってください」と書かれているので、並ぶときは列の最後尾につきましょう。
この日は平日の18:30頃でしたが、約30分並びました……!
【注文方法を覚えておこう!】
このお店は注文用紙などはなく口頭で行います。まずは、お店の人にイートインにするか、テイクアウトにするかを伝えましょう!
・イートインの場合→内用(ネイヨン)
・テイクアウトの場合→外帶(ワイダイ)
あとは、「刈包(グアバオ)」を注文するだけ。
ですが、口頭で伝えるのは不安……。そんなときは、並んでいる間や行く前に紙やスマホのメモに注文内容を事前に書いておきましょう! そうすれば、見せるだけでスムーズに注文できますよ。
【台湾式ハンバーガーのお味は?】
刈包は注文を受けてから、セイロの中に入っている蒸しパンを取りだし具材を1つひとつ丁寧に挟み、ビニール袋に入れた状態で提供されます。価格は1つ50元(日本円で約220円)。
出来立てアツアツなので、持つときは十分注意してくださいね。さっそく蒸しパンにパクっとかぶりつくと……
フカフカだ〜〜〜♡
中の豚角煮は脂身と赤身の割合が半々くらいで、しょうゆがほんのり香るやさしい味♡
そこへ、シャキシャキ食感の高菜の漬物の塩気とピーナッツの粉の甘さ、パクチーの独特な味わいが重なり合うのですが、
「もしかして、甘さとしょっぱさのバランスが計算しつくされてる…?」
と感じるくらい絶妙なバランスです。これは人気なのも納得だわ……!
ちなみに、イートインスペースには簡単なテーブルが3つほど設けられています。混雑時は相席になるので覚えておきましょう!
【ローカル感も味わって♪】
延三夜市の最寄り駅は、台北MRT大橋頭駅。実は同店は、シリーズ記事第12回で紹介した「保記小籠包(バオジーシャオロンバオ)」から歩いて1分ほどの場所にあります。
大通りに沿って屋台がまばらに並ぶローカルな夜市ですが、地元民に親しまれている名店がたくさん。
台北に訪れるときには、ぜひ立ち寄ってみてほしいです!
■今回紹介した店舗の情報
店名:台北橋頭魯肉飯
住所:台北市大同區延平北路三段24號
営業時間:18:15~23:00
定休日:火曜日、水曜日
※日本円への換算は、2023年3月現在のものです
参考:台北橋頭魯肉飯(Googleマップ)
撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch
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