時代の移り変わりと共に生まれてきた “新語” 。ここ数年よく見聞きする「映(ば)える」「タイパ」「ほぼほぼ」といった言葉も新語にあたります。

辞書のトップメーカーである三省堂では、「今年の新語」を募集しています。今年2024年を象徴する言葉とは、果たして……!?

【「今年の新語2024」とは】

2024年に「よく見た」「よく聞いた」言葉を広く募る「今年の新語2024」。異なる内容であれば、何度でも応募できちゃいますよ〜!

■「今年の新語」とは
・2024年を代表する言葉(日本語)で、今後の辞書に採録されてもおかしくないもの
・今年特に広まったと感じられる言葉
・自分自身や周りの人が、ふだんの会話などでよく使うようになった言葉
・流行語や時事用語、新しい文物(※宗教、芸術、学問、法律などすべて文化に関するもの)でもOK

対象となるのは「今年特に広まったと感じられる新語」であり、必ずしも「今年生まれた言葉」というわけではありません。来年以降も使われてゆくであろうと予測される日本語を、辞書編集のエキスパートが選定します。

見事ベスト10に選ばれた言葉には、国語辞典としての解説(語釈)がつけられるほか、応募者への抽選プレゼントも用意しているのだとか! 詳しくは参照サイトから確認してみてくださいね。

【昨年の新語は「かわちい」でした】

参考までに、昨年2023年に選ばれた新語ベスト3をチェックしてみましょうか。

■今年の新語2023
大賞:地球沸騰化
第2位:ハルシネーション
第3位:かわちい

「地球沸騰化」とは、地球温暖化が深刻な状況になっていることを強調するために使われる言葉。そして、「ハルシネーション」とは、AI(人工知能)が事実とは異なる情報を生み出してしまう現象を指します。

Z世代の流行語として知られる「かわちい」は、かわいいという意味です。

そのほか選外には、SNSでもよく目にした「生成AI」や「蛙化現象」が選ばれていました。選考委員が独自に選んだ候補の中には、なんと「ちいかわ」もありましたよ……!!

【応募方法】

誰でも参加できちゃう「今年の新語2024」。詳しい応募方法はこちらです。

■募集期間
2024年9月1日〜10月31日

■応募方法
①「今年の新語 2024」特設サイトの応募フォームもしくはTwitter(現X)で投稿
②次の書店に設置された応募箱から投稿
紀伊國屋書店新宿本店7階、三省堂書店札幌店、三省堂書店池袋本店、三省堂書店神保町本店(小川町仮店舗)、三省堂書店名古屋本店

あなたの意見が新語として採用されちゃうかもしれません。ピンとくる言葉があるなら、ぜひ応募してみて!

参照元:今年の新語2024プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch