台湾旅行での楽しみのひとつが、食べ歩き! 特に屋台がずらっと並ぶ夜市を歩いていると、現地の熱気を感じてワクワクするんですよね。

このシリーズでは、台湾に詳しい筆者が夜市でぜひおすすめしたい屋台グルメを、最新の取材情報を元に詳しく紹介していきます。

今回ご紹介するのは、台湾版の今川焼き。台北・雙城街夜市(シュアンチェンジエイエシー)近くの人気店へ行ってみましょうっ。

【台湾の今川焼きって?】

日本で今川焼き、もしくは大判焼きや回転焼きと呼ばれているお菓子は、台湾の屋台でも人気のグルメ。

台湾では「紅豆餅(ホンドウビン)」もしくは「車輪餅(チャールンビン)」と呼ばれているんですよ。お店によって、フレーバーもいろいろあるのです。

【人気屋台で食べてみよう】

わたしが何度かリピしているお気に入りのお店が、台北・雙城街夜市のお隣「晴光市場(チングアンシーチャン)」にある「晴光紅豆餅(チングアンホンドウビン)」です。屋根があるので、雨の日でも安心して立ち寄れますよ。

店頭では店員さんが手際よく作っていく様子を見ることができて、ライブ感があります。片面ずつ焼いて具材をのせたら、もう片方の生地を重ねてフタをしていくみたい。


お客さんはひっきりなしに訪れますが、焼きあがるたびにどんどん売れていくので回転がはやいです。

【どのフレーバーにする?】

提供されているフレーバーは、以下の3種類。

・小豆(紅豆)
・クリーム(奶油)
・切り干し大根(蘿蔔絲)

お値段はすべて1個15元(約68円)とお手ごろです。

あずきやクリームは日本にもありますが、切り干し大根ってちょっとめずらしくないですか♪ しかし数量限定のため、はやい時間に売り切れちゃうことが多いんです。

実際、わたしが平日18時50分頃訪れたときにはすでに「売り切れ(售完)」表示がついていて買えませんでした(涙)。


ということで、その日は店名にもなっている小豆を購入。日を改めて午後2時くらいに来店してみたら、切り干し大根を無事GETできましたよ。

【焼きたてをパクリ】

小豆は生地の表面には黒ゴマがまぶされています。

半分に割ってみると、皮は薄めで餡が溢れそうなくらいぎっしり。そのままパクっといただけば皮はパリッと、そして甘さ控えめの餡がくちのなかいっぱいに広がって……あぁ、幸せ~♡

小豆だけじゃなく粒が大きめの金時豆も入っていました。ボリューム満点だけど甘すぎないので、最後まで飽きずにペロッと食べきっちゃいました♪

いっぽう切り干し大根を半分に割ってみると中身がぎっしり! 大根は細めにカットされています。

しっかりと歯ごたえがあり、ほどよい塩気にほんのりピリ辛でクセになるおいしさ。スイーツというよりおかずのような今川焼きでした♪

【昼も夜も楽しめる♪】

今回訪れた晴光市場は、24時間営業の雙城街夜市と隣接していて、昼も夜もグルメを満喫できるおもしろいスポットです。最寄り駅は台北MRT中山國小駅。

小腹がすいたときには、ぜひ台湾版の今川焼きを味わってみてくださいね♪

※日本円への換算は、2024年8月現在の情報です。

■今回紹介した店舗の情報

店名:晴光紅豆餅
住所:台北市中山區雙城街12巷16之1號(Googleマップ)
営業時間:11:00~19:30
定休日:なし

撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch