誰にも言えない悩みがあるとき、あなたはどうするでしょうか。

グッとこらえて自分の胸にしまっておくのもいいけれど、どうしたらいいか結論が出ないままでは苦しい。誰かの助言が必要だ。私はそんなときAIを頼ることがあります。

ある調査によると、AIに悩み相談したことがある人のうち、およそ4割が「(AIに相談する前は)誰にも相談していなかった」と回答していたんです。なぜ人間ではなくAIを選んだのか、その理由を聞いてみました。

【人に言いづらい悩みをAIに話す理由】

家族関係、仕事、お金の不安。センシティブな悩みであるほど、仲が良い人には言いづらいものです。

家族なんでも相談室を運営する合同会社ぜんとが、生成AIに悩み相談した経験がある149名を対象におこなった調査によると、AIに相談する前は「誰にも相談していなかった」と答えた人は44.3%。また「人間への相談と比べてAIの方が話しやすい」と答えた人は89.9%にのぼりました。

AIに相談した人は、どんな悩みごとを打ち明けたのでしょうか。具体的な内容を聞いてみたところ……?

■AIに相談したことTOP5

1位 仕事・キャリア・転職
2位 メンタルヘルス
3位 体の健康・症状
4位 お金・経済的な悩み
5位 人間関係(家族)

こうしてみると「個人的かつ切実な悩み」が多い印象です。また、人に言いづらい悩みをAIに話す理由について尋ねてみたところ、「相談することで気持ちを整理できる」「それによって対処法も考えられる」「誰かに話すには抵抗があるテーマでもAIには気兼ねなく言える」といった回答が寄せられました。

AIに相談することがある私自身も、これとほぼ同意見! 言語化することで頭を整理できますし、重いテーマであるほど、友人や家族よりもAIのほうが頼りやすいと感じています。

【AI=万能ではない】

いまや悩みごともAIにする時代───。とはいえ、AIにも限界はあります。

家族なんでも相談室を主宰する吉田克彦さんによれば、AIは状況や感情を整理するための「相談の入り口」としては有効だけど、そのいっぽう、自分の思い込みや偏った考えを強めてしまうケースもあるそう。なぜなら生成AIには「事実と異なる内容をもっともらしく回答する」「ユーザーに過度に寄り添う」という特徴があるから。

とりわけ医療、法律、お金、契約、命や安全に関わる場合、AIの回答だけで判断することは避ける必要があるとのこと。やはり何事も「さじ加減」が大事、ってことなんでしょうかねぇ。

ちなみに、家族なんでも相談室では「安全にAIへ相談するための実践ガイド」を公開しています。

AIに相談する際に個人情報を守る方法
AIに相談するときの目的別プロンプト例
AI相談に向いている内容・向いていない内容

気になる方はアクセスしてみて。AIと適度に距離を保ちつつ、上手に利用していきたいものです!

※本調査は、AIに個人的な悩みを相談した経験がある方を対象とした探索的調査です。日本全体または生成AI利用者全体の傾向を示すものではありません。

参照元:家族なんでも相談室プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:ぱくたそ