映画に出てくるごはんのシーンって、いつまでも記憶に残り続ける、印象深いものが多いように思えます。
映画自体というよりも、食事するシーンのみ、ある日ふと鮮明に脳裏に浮かぶ。楽しげで美味しそうな食事風景も、悲しみに満ちた食事風景も、殺伐としてどこか投げやりな食事風景も、すべてが強烈。それは食事という行為そのものが、心情そのものを表し、どこか官能的ですらあるからかもしれません。
今年で5回目を迎える「東京ごはん映画祭」は、「食」にまつわる映画ばかりにフィーチャーした、美味しい時間をたっぷりと堪能できる映画祭。