斎藤 (Kaori Saito)

映画ライター

映画誌の編集者を経て、フリーのエディター&ライターに。好きな映画はシニカルなコメディとミステリー系。好きな監督はウディ・アレン。

「斎藤香」担当の記事 (33ページ目)

プリンセス物語のダークサイドを描く『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』監督に直撃インタビュー!【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評・インタビュー編]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選して、監督インタビューをお届けします。

今回ピックアップしたのはモナコ公妃グレース・ケリーの王室の裏側と公妃としての生き方をクローズアップしたグレース・オブ・モナコ 公妃の切り札(11月18日公開)。この映画を演出したオリヴィエ・ダアン監督にお話しを聞いてきました。一流女優からプリンセスという女の花道を歩んだグレース・ケリー。しかし、グレースの生きたプリンセスの世界は、表向きの華やかさとは裏腹に様々なことがあったようで……。グレース・ケリーは幸福だったのか? ダアン監督が思い切り語ってくれました。

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思わず母に会いたくなる!メキシコ映画『マルタのことづけ』で学ぶ親の死との向き合い方【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評・インタビュー編]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選して、ご紹介します。

今回ピックアップするのは、メキシコ映画『マルタのことづけ』(10月18日公開)です。孤独な女性が病院で知り合ったマルタとその家族との交流を経て、前向きに生きることと同時に愛する人を失う経験をする物語。母が子供に残してくれるものとは? いろいろな考えが巡る感動作です。

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ドキュメンタリー『ハッピー・リトル・アイランド ―長寿で豊かなギリシャの島で―』が描く生活を楽しむコツ【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかからおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのはドキュメンタリー映画『ハッピー・リトル・アイランド ―長寿で豊かなギリシャの島で―』(10月11日公開)です。ギリシャの若者たちは都心部の失業率の高さと荒れた様子に耐えかねて、海外や離島へ移住する者が少なくないそうです。この映画は、ギリシャの若者たちがエーゲ海の離島イカリア島へ移住するプロセスを見せながら、この島の魅力を描きます。そこには時代を超えて生きる力があるのです!

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大泉洋と北海道ワインにどっぷり酔える映画『ぶどうのなみだ』の企画者・鈴井亜由美さんインタビュー!【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評・インタビュー編]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品の企画者をインタビュー。

今回は大泉洋主演の最新作『ぶどうのなみだ』の企画者である鈴井亜由美さんをインタビュー。鈴井さんの名前を聞いてピン! ときたアナタは大泉洋さんのファン、あるいはTEAM NACSファンでしょう。

鈴井さんは大泉洋さんが所属するTEAM NACSの「クリエイティブオフィスキュー」の社長さんです。鈴井さんにとって、本作は『しあわせのパン』に続く北海道映画第二弾。今度のテーマはワイン。でもワインはあくまでモチーフであり、『ぶどうのなみだ』は人生を再生していく男とその家族の物語なのです。

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コメディかと思ったら…! 南北問題に鋭く斬りこんだ韓国映画『レッド・ファミリー』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは韓国映画『レッド・ファミリー』(10月4日公開)です。ケンカばかりしていて騒々しい家族の隣には、上品で仲睦まじい家族が住んでいました。しかし、仲良し家族が実は……。

本作は、謎とちょっぴりの笑いのあとに強烈な問題が浮かび上がる一筋縄ではいかない映画です。なぜなら、この映画のベースには南北問題が横たわっているから。ふたつの家族が南北問題にどうからんでいくのか、彼らはどう思っているのか……『レッド・ファミリー』は、物語を通して彼らの叫びが聞こえてくる作品です。

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カーティス監督にインタビュー! 日常がキラキラ輝く宝物に変わる映画『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』

[公開直前☆最新シネマ批評・インタビュー編]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選して、作品の監督インタビューをお届けします。

今回のインタビュー編は、新作『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』のリチャード・カーティス監督です。名前を聞いてもピンとこない人もいると思いますが、恋愛映画オールタイムベストの常連『ラブ・アクチュアリー』の監督と言えばわかるでしょう。もっと言えば『ノッティングヒルの恋人』『ブリジット・ジョーンズの日記』の脚本家でもあるのです。

そのカーティス監督の最新作が『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』。これがもう期待以上の素晴らしい作品! 誰もが人生において通り過ぎる出来事を描いているだけなのですが、それに監督がちょっぴり魔法をかけて、普通の人の人生をキラッキラに輝かせているのです。

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泣きすぎ注意!クリント・イーストウッド監督作『ジャージー・ボーイズ』は歌で涙腺を直撃する!【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、ハリウッドの御大クリント・イーストウッド監督の最新作『ジャージー・ボーイズ』です。「誰?」「何のグループ?」と思っている人も多いでしょう。これは同名タイトルのブロードウェイミュージカルの映画化作品で、ザ・ビートルズ以前に音楽業界を席巻したザ・フォー・シーズンズという実在した4人組の物語。名前は知らなくても曲を聞けば「あ、これ知ってる」という曲がいっぱいあります。

特に「君の瞳に恋してる」は超有名で、MISIA、三代目J Soul Brothers、少女時代などがカバーしているほど。そのザ・フォー・シーズンズの光と影を描いて号泣させる映画、それが『ジャージー・ボーイズ』なのです。

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幸福になるためなら何でもする!『バツイチは恋のはじまり』の強欲なヒロインに賛否両論!?【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップしたのはフランスのラブコメディ『バツイチは恋のはじまり』(9月20日公開)です。女性にとって人生のターニングポイントになるであろう結婚! でも自分の家族に代々、結婚にまつわるアンラッキーなジンクスがあったら、あなたはどうする? 

『バツイチは恋のはじまり』のヒロインもそんなジンクスを信じ不運を阻止しようとありえない行動に出るのです。ではヒロインの超遠回りな結婚への旅を見てみましょう!

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ダメ女の喜劇に大共感! アラサー女子のあるある感をギュっと濃縮した映画『フランシス・ハ』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは2014年最高の女子映画『フランシス・ハ』(2014年9月13日公開)です。なぜならこの映画を見て多くの女性が「なにこれ~アタシのことじゃないの?」と思うのではないかと。それほど等身大で今を生きるヒロインの物語なわけですよ。「夢見る少女じゃいられない~」という歌がありますが、まさにそれに気づいた女性の物語なのです。

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映画『イヴ・サンローラン』に出演! 超美形のフランス男子ピエール・ニネに直撃インタビュー【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評・インタビュー編]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品の主演インタビューをお届けします。

今回取材したのはフランス映画『イヴ・サンローラン』(9月6日公開)の主演俳優ピエール・ニネです。『イヴ・サンローラン』は、伝説のデザイナー、サンローランの人生を描いた作品で、彼がデザイナーとして成功した裏側を描いています。

イヴ・サンローラン財団所有の衣装の貸し出しも許可された、ブランドが初めて公認した映画なのです。その主演俳優のピエール・ニネが来日。映画ではサンローランそっくりだった彼ですが、さて本物は……と、サロン会見に行ったら、ヨーロピアンエレガンスな雰囲気をたたえた超絶美青年でした!

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空の密室でハラハラドキドキ! エンタメ要素すべてをぶっこんだ快作! 飛行機映画『フライト・ゲーム』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、リーアム・ニーソン主演作『フライト・ゲーム』(9月6日公開)です。飛行機が舞台の映画って、なんでこう面白いのが多いんでしょうかね。この映画もサスペンスあり、アクションあり、ミステリーありというエンタメ要素がぎっしりつまった快作となっております!

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絶景ドキュメンタリー映画『クライマー パタゴニアの彼方へ』のイケメン! デビッド・ラマに直撃インタビュー【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評・インタビュー編]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品の主演インタビューをお届けします。

クライマー パタゴニアの彼方へは世界的なクライマーであるデビッド・ラマが登頂困難と言われるパタゴニアの山セロトーレの南東稜を目指すドキュメンタリーです。

フリークライマーとしてW杯総合優勝を達成したラマでさえ約3年を費やし、苦難の連続だったセロトーレへの挑戦。彼がそこで体験したこと、なぜ登るのか……ということなど、デビッド・ラマ氏に聞いてきました。

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感動とエネルギーをもらった! 車椅子の息子と父が過酷な鉄人レースに挑戦する映画『グレート デイズ! ―夢に挑んだ父と子―』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのはフランス映画『グレート デイズ! ―夢に挑んだ父と子―』です。車椅子の青年と父親がアイアンマンレースを通して絆を深めていく物語。父と息子はまったく心が通い合えない状態から、息子が歩み寄る形で徐々に距離を近づけていくのです。目標に向かってゆくこと、諦めないことを教えてくれる感動作です。

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インド映画界の「アメリ」!? 映画『バルフィ! 人生に唄えば』のラブ&ファンタジーに酔う♪【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのはインド映画バルフィ! 人生に唄えば(8月22日公開)です。最近すごい勢いでインド映画の波が来ています。以前ピックアップした『めぐり逢わせのお弁当』(公開中)もインド映画。

その『めぐり逢わせのお弁当』は従来のボリウッド映画らしい歌って踊る映画とは一線を画す、じっくり見せて気持ち良く感動させる映画でしたが、『バルフィ! 人生に唄えば』も突然歌ったり踊ったりすることはありません。でも『めぐり逢わせのお弁当』のようなリアリティ重視の感動ドラマでもありません。世界中のあらゆる映画へオマージュをささげるような微笑ましく美しいファンタジーなのです!

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大豪邸は犬のうんちまみれ?ドキュメンタリー『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』で見るセレブの真実!【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのはドキュメンタリー映画『クィーン・オブ・ベルサイユ 大富豪の華麗なる転落』(8月16日公開)です。

不動産ビジネスで大富豪になった一家が、ホワイトハウスより大きなベルサイユ宮殿のような邸宅を建設中、リーマンショックで財産を失ってしまう様を追いかけた作品。ザ・成金の彼らの生活はかなりズレていて「お金持ちなのにこんな生活しているの?」とギョギョギョ!なドキュメンタリーなのです。

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歌も踊りもないけど、大共感の感動がある! インド映画『めぐり逢わせのお弁当』の監督に直撃インタビュー【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評インタビュー編]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。今回はオススメ作品の監督インタビューです。

今回ピックアップしたのはインド映画『めぐり逢わせのお弁当』(8月9日公開)。インド映画というとボリウッドに代表される歌って踊るにぎやかで楽しい映画が日本でも人気がありますが、『めぐり逢わせのお弁当』は、歌も踊りもありません。

そこに描かれるのはインド・ムンバイの日常を生きる人々です。配達されたお弁当が違う人の手に渡ったことから始まる文通。お弁当と手紙が男女の距離を縮めていく物語です。

この映画の監督・脚本のリテーシュ・バトラ監督が来日。歌も踊りもないインド映画についてお話しを聞いてきました。

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『アナ雪』よりも現実的に家族問題を歌い上げる! 英国ミュージカルの映画化『サンシャイン/歌声が響く街』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、スコットランドが舞台の大ヒットミュージカルの映画化『サンシャイン/歌声が響く街』(8月1日公開)です。

『アナと雪の女王』効果でミュージカル映画が見直されている今、ぜひ見てほしい。でもこの映画は『アナ雪』と違って、より現実的です。ミュージカルって一種ファンタジーみたいなところがあり、現実からかけ離れている物が多いけど、この映画は現実的で夢、将来、恋愛、結婚、夫婦の物語が要になっているので共感度が高い作品なのです。

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放射能の恐怖と破壊力を伝える硬派なエンターテインメント! ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回は、日本が誇る大人気怪獣『ゴジラ』シリーズをハリウッドがリブートした映画『GODZILLA ゴジラ』(7月25日公開)をピックアップ。ゴジラ映画は1998年にハリウッドが製作していますが、これはもう「ウチのゴジラに何してくれんの!」とゴジラファンが怒った映画でした。

巨大トカゲみたいなゴジラでしたからね。その点、2014年版の『GODZILLA ゴジラ』は日本のゴジラをパワーアップ! オリジナルのまんまとは言いませんが、98年版のゴジラよりもゴジラです。それにあのゴジラの叫び声を聞くと「これこれ!」と思ったりします。

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宮崎駿の後継者が来た~! 新しく乙女チックなジブリの最新作『思い出のマーニー』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、スタジオジブリの新作アニメーション『思い出のマーニー』(7月19日公開)です。宮崎駿監督が『風立ちぬ』を発表したあと引退宣言。その後のジブリはどうなる? と誰もが思ったことでしょう。しかし、やはりジブリは才能の宝庫なのですね。米林宏昌監督の新作『思い出のマーニー』を見たとき、この人が今後のジブリをしょって立つかも! と思いましたよ。

『思い出のマーニー』は幻想と現実の中を浮遊するような感覚を抱かせる映画であり、かつて少女だった女性なら誰もが懐かしい気持ちに浸れる乙女映画でもあるのです。

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【アナと雪の女王:舞台裏】「アナ役決定は最初ドッキリかと思った!」アナ役の神田沙也加さんに直撃インタビュー!

[公開直前☆最新シネマ批評/番外編]
2014年最大のヒット作となりそうなディズニーアニメーション『アナと雪の女王』。いまだスクリーンで多くの人に感動をもたらせていますが、先日発売された「アナと雪の女王 MovieNEX」(ブルーレイ、DVD)なんと予約だけで100万枚を突破! という勢いで、いきなりのミリオン達成に業界もビックリです。

そんないまだ冷めやらぬ『アナと雪の女王』ブームのなか、ポーチは、アナ役の吹き替えで絶賛されている神田沙也加さんを直撃インタビュー! アナの幼少時代を演じた稲葉菜月ちゃんと少女時代を演じた諸星すみれちゃんも一緒にお話しを聞いてきました。

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