斎藤 (Kaori Saito)

映画ライター

映画誌の編集者を経て、フリーのエディター&ライターに。好きな映画はシニカルなコメディとミステリー系。好きな監督はウディ・アレン。

「斎藤香」担当の記事 (35ページ目)

甘ったれダメ大学生が主役の映画『東京難民』/ 監督も主人公にまったく共感できず…【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは2月22日(土)公開の『東京難民』。すごいタイトルですが、今だからこそ生まれたような映画といっても過言ではありません。就職率が下がり、リストラの嵐が吹き、ブラック会社が増えて、なかなか希望の光を見いだせない……という時代。格差社会は広がるばかりです。「別に今大学生だし、楽しいし……」なんて言っているアナタ。そんな浮かれていいのかしら? 

だって『東京難民』の主人公は、そんな浮かれた大学生が、ある日突然奈落の底に落とされていく物語なのですよ。

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若返ったジャック・ライアンをシェイクスピア系監督が演出? 話題作『エージェント・ライアン』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

トム・クランシー原作の人気シリーズ“ジャック・ライアン” シリーズの最新作として登場する『エージェント・ライアン』。このシリーズは、これまで原作の映画化がお約束でしたが、本作は、ジャック・ライアンというヒーローのオリジナルストーリーになっています。そしてアレック・ボールドウィン、ハリソン・フォード、ベン・アフレックが演じたジャック・ライアンに続く4代目は『スター・トレック』のカークことクリス・パイン。フレッシュなジャック・ライアンの登場です。

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映画ライターも激しく一押し!! 宿命のライバルとの熱い闘い…実話の映画化『ラッシュ / プライドと友情』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのはF1レーサー、ジェームズ・ハントとニキ・ラウダの実話を映画化した『ラッシュ/プライドと友情』(2月7日公開)です。

「F1映画? 男子向けじゃない?」と思うでしょう。いやいや、それが違うのです。これは男女関係なく、ライバル関係がいかに人生を豊かにするか、充実させてくれるかということを描いた人間ドラマなのです。

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芦田愛菜ちゃんを超えるレベル!6才の目線から描いた感動作『メイジーの瞳』の天才子役【最新シネマ批評】 

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、1月31日公開の感動作『メイジーの瞳』です。アメリカの芦田愛菜ちゃんみたいな天才子役・オナタ・アプリールちゃんに目が釘付け! 切なくてちょっとピリ辛な家族の在り方を描いた作品です。

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レオ様来日!! 東京証券取引所での記者会見を直撃 / 映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
1月31日公開の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のプロモーションでレオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーティン・スコセッシ監督が来日しました。株式ブローカーの天国と地獄を描くこの映画にちなんで東京証券取引所で行われた記者会見に行ってきましたよ! 映画紹介とともに記者会見で見た生レオ様の模様をお届けします。

まずは映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』をご紹介しましょう!

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西島秀俊主演! 日韓合作映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』のキム・ソンス監督に直撃インタビュー!【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、西島秀俊が主演する日韓合作のサスペンス映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』(1月24日公開)です。

本作の監督・脚色を手がけたキム・ソンス監督がプロモーションで来日。そこで、ソンス監督に、この映画の魅力、そして今、女子人気絶大な西島秀俊さんの魅力をたっぷり語っていただきました。

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“米誌が選ぶ2013年ベスト映画” にも選ばれた恋愛映画『ビフォア・ミッドナイト』で学べ恋愛術!!【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、米エンターテインメント・ウィークリー誌による「2013年のベスト映画10本」のひとつにも選ばれた、ジェシーとセリーヌの恋愛物語『ビフォア・ミッドナイト』です。

第1作目『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)』でふたりは出逢い、第2作目『ビフォア・サンセット』でその関係を深め、そして本作『ビフォア・ミッドナイト』では子供を持つカップルとしての姿を見せてくれます。

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だましだまされの恋愛ゲームの刺激にハマる! ドロドロの恋愛映画『危険な関係』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、チャン・ツィイー、チャン・ドンゴン、セシリア・チャンという中国と韓国のスター俳優が共演するドロドロの恋愛ドラマ『危険な関係』(1月10日公開)です。

原作はラクロの同名小説で、何度も映画化されています。本作は中国バージョンというわけですね。なぜこの原作がこれほどまでに映画界で愛されるのか。この物語には人間の愚かさ、愛の脆さがこれでもかと描かれ、かつ、清らかさと対局にある悪も描かれているからでしょう。

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驚きの3つの事実とは? 可憐なオードリー・ヘプバーンが甦る映画『マイヤーリング』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、2014年1月4日公開のオードリー・ヘプバーン主演作『マイヤーリング』です。オードリー主演作はほとんど日本公開されていたり、未公開でもDVDがリリースされていたりしていますが、唯一、幻の作品と言われていたのが『マイヤーリング』。『ローマの休日』や『昼下がりの情事』と同時期に製作された、いちばん光り輝くオードリーを見られる映画なのです。

オーストリア=ハンガリー帝国の皇太子ルドルフ(メル・ファーラー)は、意に沿わない結婚をさせられてしまい、不満をつのらせていました。そんなときに出逢ったのが外交官の娘で17歳のマリー(オードリー・ヘプバーン)。可憐な彼女にひとめ惚れしたルドルフ。彼女も同じ気持ちだったけれど、妻のいるルドルフとの逢瀬は簡単ではありません。そんなとき、協力してくれる人が現れ、密会を重ねる二人。しかし、それがルドルフの父親である皇帝の知るところとなり、二人の仲は引き裂かれてしまうのです……。

実はこのクラシックな悲恋映画には3つの驚きの事実があります。

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映画館でサバゲー体験? 人気シリーズのパート2『ハンガー・ゲーム2』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは人気シリーズ第二弾となる『ハンガー・ゲーム2』(12月27日公開)です。前作で、命がけのサバイバルゲームに優勝したカットニス。しかし、彼女の影響力を恐れた大統領が、カットニスを抹殺するゲームを仕掛けるという、前にもまして壮絶にな殺人ゲームを描くのが、新作『ハンガー・ゲーム2』です。

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インテリな吸血鬼にゾクッ! ジム・ジャームッシュ監督の新作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは12月20日公開のジム・ジャームッシュ監督作『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』。インテリでクリエイティブな吸血鬼の生をラブと音楽とユーモアに痛みを加えて綴った新しいヴァンパイア映画です。

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話題の映画『ブリングリング』公開! 監督はガーリー番長ソフィア・コッポラ/ 彼女の一流セレブ伝説とは【最新シネマ批評おまけ】

12月14日(土)公開のソフィア・コッポラ監督の新作『ブリングリング』は、東京国際映画祭で初お披露目されたときから女子の間で話題。

映画祭での前売りチケットは発売から6分で完売し、ソフィアが来日してレッドカーペットに現れるやサイン攻めにあうなど、日本のオシャレ女子から圧倒的な人気を誇っています。

そのプロフィールは『ゴッドファーザー』などを手掛けたハリウッドの巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督の娘という筋金入りの二世セレブ。彼女ほど、親の七光りをうまく作用して成功した二世セレブはいないかもしれません。いまやコッポラ監督といえばソフィアのこと! というわけで、新作映画『ブリングリング』とともに、ソフィア・コッポラのセレブ伝説を追ってみましょう。

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これが無重力の世界だ!  恐ろしくも美しい宇宙を絶叫体感!! 3D映画『ゼロ・グラビティ』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ご紹介するのは本日13日公開の映画サンドラ・ブロック主演作『ゼロ・グラビティ』。宇宙空間を圧倒的な映像で描き、美しくも恐ろしい世界を構築したSF映画です。

メインキャストは宇宙飛行士役のサンドラとジョージ・クルーニーで、エド・ハリスは声の出演のみ。しかし、ジョージの出演シーンはわずかで、ほぼサンドラのひとり芝居です。共演は宇宙って感じ。誰も知らない世界、宇宙空間に放り出された時、人はどうするのか……。究極の孤独と恐怖、そして勇気を描いた作品です。

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妖術や怪物も飛び出してくる新感覚3D時代劇! ハリウッド版・忠臣蔵『47RONIN』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、ハリウッドが忠臣蔵を描いたアクション時代劇『47RONIN』(12月6日公開)です。出演はキアヌ・リーブス、真田宏之、浅野忠信、菊地凜子、柴咲コウに、元KAT-TUNの赤西仁も出演。

キアヌ以外はほぼ日本人にもかかわらず、全編英語セリフという『47 RONIN』。日本の時代劇だからか、世界に先駆けて日本公開が決定し、六本木ヒルズでワールドプレミアを大々的に開催。激太りと報道されていたキアヌがすっきりやせてかっこよくなって登場したのをご覧になった方もいるでしょう。

さて、映画は? というと、これがもうなんちゃって時代劇みたいな映画で、超楽しい作品になっています。

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息をもつかせないハンパない緊張感! 壮絶な実話の映画化『キャプテン・フィリップス』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかからおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、2009年、インド洋のソマリア沖で実際に起こった事件を忠実に描いた『キャプテン・フィリップス』

救援物資を運ぶコンテナ船が、ソマリアの海賊に占拠されてしまい、乗組員を守るために人質になったキャプテン・フィリップスを描いた映画です。今年のアカデミー賞最有力と言われているのも納得、皆さん、これ本当にすごい映画です!

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原作者でもあるチョボスキー監督にインタビュー!! エマ・ワトソン主演・米国でベストセラー青春小説の映画化『ウォールフラワー』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは青春映画の秀作『ウォールフラワー』(11月22日公開)です。原作者のスティーヴン・チョボスキー氏が、自らメガホンを取って監督した作品。登場人物を誰よりも理解している監督だけに、主要人物たちの心理描写が秀逸な映画に仕上がっています。そのスティーヴン・チョボスキー監督のインタビューをする機会を得た記者。お話しをうかがってきました。

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主人公モデルで漫画家の岡野雄一さんに直撃インタビュー! 介護の日々をユーモラスに綴った大ヒット漫画の映画化『ペコロスの母に会いに行く』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、感動作『ペコロスの母に会いに行く』です。認知症と診断された母との日々を綴った、岡野雄一さんの同名漫画の映画化です。

介護の日々を描いた映画と聞くとヘビィな内容を想像しがちですが、『ペコロスの母に会いに行く』は違います。認知症になった母と息子の日々はユーモアと愛情に彩られた、本当に心がほっこりなごむ映画なのです。

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父娘の姿を描く映画『四十九日のレシピ』タナダユキ監督に直撃インタビュー!【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からオススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは永作博美主演の感動作『四十九日のレシピ』(11月9日公開)。亡くなった母親が残した「四十九日のレシピ」を通して人生を見つめ直す父娘の姿を描いた感動作です。この映画を演出したタナダユキ監督にお会いするチャンスを得まして、インタビューしてきましたよ。

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とても優秀、だけどクズ! IT界のカリスマ・ジョブズの人生 / 映画『スティーブ・ジョブズ』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、映画『スティーブ・ジョブズ』です。アップルの創業者であり、IT界のカリスマだったジョブズ。56才の若さでこの世を去ったスティーブ・ジョブズとは、どんな人物だったのか……。アップル創業から、アップル追放、そして返り咲くまでを追いかけたジョブズの記録とも言えるのが映画『スティーブ・ジョブズ』です。

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大ドンデン返しに、なんとマジックの種明かしも!! 映画『グランド・イリュージョン』【最新シネマ批評】

[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画の中からおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、天才マジシャンたちが大泥棒になり、大トリックを仕掛けていくエンターテインメント大作『グランド・イリュージョン』

トランプマジック、脱出マジックからメンタリストの催眠術などが登場し、銀行強盗をマジックでこなすという大胆不敵なことをやってのけてしまうフォー・ホースメンと名乗る4人のマジシャン。彼らの活躍が実に痛快で楽しい! イリュージョンの世界とクライムストーリーの合わせ技でアっと驚かせてくれるのです。

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