健康志向のイタリア人や、イタリアの子どもたちに人気のドリンク『オルヅォ』。オシャレな響きの飲み物ですが、実は麦茶です。Part2では『オルヅォ』のちょっと変わった淹れ方と、味についてレポートします。(まだPart1をお読みでない方は、Part1をチェック

イタリアン麦茶『オルヅォ』 (500円/50g) と、イタリアン麦茶にヘーゼルナッツ入りチョコレートの香りをつけ、アラザンを散りばめた可愛らしい『オルヅォ・チョコラータ』 (650円/50g) を淹れてみましょう。パッケージ裏の「おいしいいれ方の目安」を参考に、熱湯を茶葉に注いで3分間待ちました。

色は、どちらも真っ黒! これは麦茶というより、アイスコーヒーという感じです。味も香りも濃く煮出した麦茶のよう。『オルヅォ』は濃い麦茶の味が、『オルヅォ・チョコラータ』は甘い香りのする濃い麦茶の味です。牛乳を加えると、砂糖を抜いた麦芽ドリンク『ミロ』の味に。麦茶と牛乳の相性は驚くほどよいので、いつもの麦茶を濃く煮出しすぎてしまったときに牛乳を加えてみると飲みやすくなるかもしれません。

次に、冷たい牛乳で「ミルク出し」オルヅォを作ってみました。「ミルク出し」という作り方は、ちょっと変わっていますが、とても簡単。1リットルの冷たい牛乳に、オルヅォをティースプーン2~3杯ほど入れ、冷蔵庫で1~2時間浸出させれば出来上がりです。

冷たい『オルヅォ』はとろりとしており、カフェオレの香り。目をつぶって匂いをかげば、誰もが「カフェオレ」と思うはず。味は、ミルクだけで作った濃厚な大人味の砂糖抜きミロ、またはカフェオレに近いです。『オルヅォ・チョコラータ』は、チョコのフレーバーをつけたカフェオレのような味がしました。イタリアの麦茶は、牛乳を入れるとお腹にたまる飲み物に変身するようです。食物繊維たっぷりでヘルシー、そして栄養価の高いイタリアン麦茶、カフェでも定番メニューとなる日が来るのではないでしょうか?

ルピシア グランマルシェ2010

Written by sweetsholic