子供たちが安全に自転車を運転するために必要なのが、ヘルメット。
「危ないからヘルメットをかぶりなさい!」と大人が注意しても、子供はなかなか言うことを聞かないことも……。世の中にあるヘルメットは、シンプルなものばかり。どうせならもっと、ユニークな見た目のヘルメットがあれば、子どもたちも喜んでかぶるのでは……!
そんな思いから新しいヘルメット作りに着手したのは、クリエイティブエージェンシー DDB のサイモン・ヒグビー(Simon Higby)さんとクララ・プライアー・ノック(Clara Prior Knock)さん。デンマークのデザイン会社 MOEF が協力してプロトタイプを作ったのですが、できたのはLEGO ブロックの人形の髪型ヘルメット。え、なんで!?
このヘルメット、一見髪の毛が一切なびかないカツラに見えてしまいます。海外メディア Mashable によると、LEGO のほかドイツのおもちゃ「プレイモービル」からもインスピレーションを得ているのだそうで、着用すると少し前のジャスティン・ビーバーさんに見えるとかなんとか。
もはや完全にギャグとしか思えないのですが、YouTube に投稿された動画にある製作工程を観るかぎりでは大真面目みたい。
人形の髪型から型どりしたあとは、3Dプリンタで人間が被ることができるサイズに。作業を行うスタッフの表情は真剣そのもので、提案者のヒグビーさんは自身のツイッターに「LEGO とプレイモービル、どちらが先に商品化するかな?」といった旨のコメントを投稿。大真面目に商品化を願っているようなんです。
「髪の毛? カツラ? いや違う、あれはヘルメットだ!」
街で着用している人を見かけたらつい、そんなふうに叫びたくなる。子供は喜んでかぶってくれるんでしょうか……? 本当に商品化されるのか、今後の展開が非常に楽しみですね!
参照元:YouTube、Mashable、Twitter @SimonHigby
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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