テレビでも放映され、YouTubeにも公開されている「ゼクシィ」の新CM。歴代の「ゼクシィ」CMのなかで、わたしがもっとも好きな作品になりました。

「70億人が暮らすこの星で結ばれる。珍しいことではないけど、奇跡だと思った」

10代目ゼクシィCMガールの佐久間由衣さんのセリフから始まる30秒CMが伝えていることは、とってもシンプル。大切なことに改めて気づかされる、胸に迫る1本に仕上がっています。

【ここ最近で1番胸に刺さる…!】

純白のドレスを身にまとい、清原翔さん演じる心に決めたパートナーにぴったりと寄り添いながら、笑顔を浮かべる佐久間さん。風船の力でふわりふわりと宙に浮かぶ2人の姿は、非常にファンタジックです。

「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」

彼の胸に顔をうずめながら語られるこの言葉に、胸がじーん。

人は1人でも生きていけるし、あえて結婚というかたちをとらなくてもいい。昔よりもはるかに人生の選択肢が増えたけれど、わたしは、あなたと結婚したいんだ。複雑な表現が使われていないからこそ、より強く、花嫁の思いが伝わってきます。

【ゼクシィ「結婚の本質は今も昔も変わっていない」】

「ゼクシィ」の公式サイトには新CMのコンセプトが紹介されているのですが、そこにはこんなことが書かれています。

「『結婚』ってなんだろう? 『結婚式』ってなんだろう? 最近ではちょっぴり複雑に捉え、語られることも」

「でも、その本質は、今も昔も変わっていなくて たくさんの人の中からふたりが出会い、一緒に生きていきたいと決める。そして見守る人々がそんなふたりを応援する。それは、とてもシンプルで、幸せなことに違いない、と私たちは感じています」

うんうん、わかるよわかる。いろいろな考え方があるとは思うけれど、わたしは結婚って本来そういうものだと思っているし、そうであってほしいな……!

【内容はもちろん、選曲も絶賛されています】

新CMを見た人から続々コメントも寄せられていて、「このコピーを考えた方はどなたなのでしょうか。 久々に鳥肌が立ちました」、「気付いたら涙ぐんでました」、「このコピーは独り身も既婚も誰の幸せも否定してないから好き」とおおむね大絶賛。

一方で「zombiesのこの曲使うところにセンスをすごく感じる」といった具合に、選曲のすばらしさに触れている声も多々ありました。

ゾンビーズ(The Zombies)は1962年に結成されたイギリスのバンドで、使用された楽曲『This Will Be Our Year』は68年にリリースされたもの。

「今年は僕らの年になるよ」「たどり着いたけどまだ始まったばかり」と2人にとっての新たなスタートをかみしめるように歌った名曲ですので、そちらも注目してみてくださいねっ♪

参照元:YouTubeゼクシィ
執筆=田端あんじ(c)Pouch

▼いいCM、そして最高のコピー