“推し” へのありあまる愛が、これでもかというほどに詰め込まれた歌詞。全体的に神聖さを漂わせるメロディー進行はまるで、讃美歌のよう……! 「女性合唱のための『推しが尊い』」という曲が、ツイッターを中心に、大いに話題となっています。

作詞をみゅーらさん、作曲を長野合唱団の森雄太さんが手がけたこちらの楽曲。

“推し” とはつまり、イチオシのメンバーのこと。「可愛い」「美しい」「かっこいい」などなど、自分の愛するキャラクターやアイドルに対する熱い思いを表現する際にしばしば用いられる言葉、それが「推しが尊い」!

【 “推し” への思いを代弁してくれる1曲】

「今日も尊い 推しが尊い マジ無理 しんどい 最高かよ これで明日も生きていける」という出だしのフレーズが、この曲のすべてを物語っているといっても過言ではありません。

終盤の「この世の理不尽 心の底に押し固め 今日も生きよう推しが為 明日も生きよう推しが為」に至っては涙なしには歌えないし、前向きな歌詞とラップのような韻の踏み方にもグッとくるううう!!!

ツボを押さえた歌詞と透き通るようなメロディーとが重なり合うことでさらに、尊い気持ちが増してゆく……。 “推し” がいるすべての人の心に刺さりまくる1曲となっているのであります。

【伴奏したり歌ったり…みんな楽しんでいます】

森さんが『推しが尊い』の楽譜を初めてツイッターで公開したのは、2018年2月3日。秒でバズったこちらのつぶやきはリツイート数6万8700超、「いいね」の数はなんと10万6200を超えています。

その翌日には改訂版が公開されて、伴奏をつけてみたり、自分で歌ってみたり、さらには初音ミクさんに歌わせてみたりと、みなさん思い思いに楽しんでおられるようなんですよね。

【森さんにお話を聞いてみた】

今や完全に “時の人” となった森さんに、曲作りのきっかけやこだわりポイントについて尋ねてみたところ、次の回答をいただきました。

「みゅーらさんが書いて下さった詩が素晴らしいセンスだったので、あくまで詩を大切に書きました。また尊さに乗せて『合唱はいいぞ!』と色んな方にその魅力を感じて欲しく、私が好きな合唱の音を書きました。……しかし予想をはるかに上回る反響には驚きを隠せません(笑)」

たしかにおっしゃるとおり、「いいね」10万超は偉業と言っていいレベル……! 大きな反響を受け、森さんはツイッターに以下のつぶやきを投稿しています。

「この曲の演奏や編曲、動画や音声の制作は、ご自由にやって頂いて構いません。但し詩の改変はご遠慮下さいませ。また作詞者・作曲者を明記をお願い申し上げます。実演決定や動画公開時はご連絡頂けると嬉しいです。微力ながら拡散致します☆」

ということですので、挙げられている点を守って、みなさんも大いに楽しんじゃってください☆

参照元:Twitter @Yuta_Mori
画像=森雄太 used with permission
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼尊い…


▼原詩はこちら


▼そしてデモ音源はこちら


▼くれぐれも詩の改変はなさらぬよう…!


▼フォロワーのみなさんの「やってみた」、どれもこれも秀逸です


https://twitter.com/watashi_115/status/959781750892150784