2018年7月31日、拾ったメスの子猫の写真をインスタグラムへ投稿したのは、アメリカ・ミシガン州に暮らす女性・アナスタシア(Anastasia Kordomenos)さん。

海岸にほど近い場所で鳴いていたという子猫は生まれて間もない様子でしたが、その周囲に母猫の姿はなく、栄養不良で痩せほそっていました。感染症にかかっていたせいで、目も開けられない状態だったといいます。

驚くのは、アナスタシアさんが子猫と出会った場所が、自宅のあるアメリカではなく旅先のギリシャだったこと。明らかに誰かの助けが必要な状態にある子猫を救うべく、すぐに診てくれる動物病院を調べて子猫を連れていったそうなんです。

【獣医さんに診てもらう → 宿泊先へ連れ帰る】

子猫を診察した獣医さんは、まず開かない状態の目をキレイにし、回復のために必要な薬を処方してくれたとのこと。

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塗り薬と滅菌水を使用し続ければ数日間で感染症がなくなること、体重がわずか100グラムしかないので食べ物を与えることといったアドバイスを受けて、そのまま子猫を連れて帰ったんですって。

【名前も付けたよ!】

その後は宿泊しているアパートで子猫をお風呂に入れ、食事を与え、子猫にモリア(Moira)という名前を付けたというアナスタシアさん。何度目かのお風呂でついに体からノミもいなくなり、数日のうちに目も開くように。


旅先に連れてきていたアナスタシアさんの飼い犬のチワワともすぐに仲良しになって、走り回れるようになるくらい回復したのだといいます。

【新しいお家は「アメリカ」】

そしてついに、アメリカに帰る日がやってきたのですが……。

もちろんモリアがギリシャに残されることはなく、チワワと一緒にキャリーバッグの中に入って、無事飛行機に搭乗! フライトの前にワクチンの予防接種などを済ませたうえで、アメリカ上陸を果たしたのでした。

アナスタシアさんは、モリアと一緒に写っている写真に、こんなコメントをそえています。

「わたしの小さな天使に、心から誓うわ。あなたが生まれて最初の数週間に味わったような辛い経験は、もう二度とさせないって」

【超元気にすくすく成長】

栄養のある食事とたくさんの愛情をもらって、今もすくすく成長しているモリア。家の中でもっとも小さい体をしているけれど、いちばん元気だといいます。

親友もでき(チワワ)、大きなテディベアというお気に入りのおもちゃも見つかって、幸せいっぱい。インスタグラムにはモリア専用のアカウントも開設されて、着々とフォロワーを増やしているようです。

素敵な飼い主さんと巡り会えて本当によかった! 旅先、しかも海外で子猫を拾うという経験はそうそうできないと思いますが、これもきっと運命の出会いだったんでしょうね♪

参照元:Instagram @anastasiakkordomenos @littlemisskittymoira
執筆=田端あんじ (c)Pouch