改元約2か月前の2019年2月21日に発行された、天皇陛下(現・上皇)御在位30年記念の500円硬貨。その後は1万円金貨も発行されて、話題を呼んでおりましたが……。

10月以降に「天皇陛下御即位記念貨幣」2種類が発行されることが財務省より発表されました。

【500円硬貨の特徴は?】

今回の記念貨幣もまた500円硬貨と1万円金貨というラインナップになっています。

500円硬貨は、表面には新天皇即位を宣言する儀式で使われる「高御座(たかみくら)」が、裏面には菊花紋章・梓(あずさ)・ハマナスがデザインされており、500万枚発行予定とのこと。

御在位記念硬貨と同じく「バイカラー・クラッド貨幣」なのがかっこいい!

500円硬貨の引き換えは10月を予定しており、原則金融機関の窓口において、額面価格(つまり500円)で引換えを行うとのこと。(引き換え要領は9月頃に発表)

【1万円金貨の特徴は?】

一方、1万円金貨は。純金製で、表面には鳳凰と瑞雲が、裏面には500円硬貨と同じく菊花紋章・梓(あずさ)・ハマナスがデザインされています。純金製のプレミアム型貨幣となるため、価格は税込みで14万555円。発行予定枚数は5万枚とのこと。

【1万円金貨の引き換え時期はまだ不明】

1万円金貨の引換時期はまだ発表されていないのですが、金融機関の窓口での引換えは行わず、独立行政法人造幣局から通信販売するということだけは明らかになっている模様。

なお、500円硬貨・1万円金貨のうち各3万枚は、1万円金貨と500円硬貨のセット(価格は税込み14万2593円)で、独立行政法人造幣局から通信販売されるそうなので、1万円金貨単体での販売は2万枚のみとなります。

反響が大きかった前回のことを思うと、今回もまた熾烈な争奪戦が繰り広げられそうな予感。特に手頃な500円硬貨は人気となるのではないでしょうか……! 申込方法などの詳細は、造幣局のウェブサイトにおいて7月10日17時に公表予定だそうです。

参照元:財務省Twitter @MOF_Japan
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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