本日10月5日は「レジ袋ゼロデー」です。スーパーマーケットの業界団体・日本チェーンストア協会が、ごみ減量のためのマイバッグ持参を促すべく、2002年に制定した日だそうです。
日本国内では2020年4月からレジ袋が全面有料化される見込みですが、海外ではどうなのでしょう?
というわけで、レジ袋ゼロデーにちなみ、今回は海外経験のあるPouchライターたちからレポートを集めて、海外のレジ袋事情をお伝えします!
【レジ袋が有料の国は意外と多い!】
フランス:3年ほど前から、使い捨てタイプの無料レジ袋は廃止になっています。とはいえ、レジ袋が廃止される以前から、買い物にはエコバッグを持っていく人が多い印象ですね。
スーパーなどで手に入る有料のレジ袋も紙製など堆肥化可能なものなどと、法律で細かく決められています。
また、当地には見た目のかわいらしいエコバッグも多く、その多くが2ユーロ(約240円)程度。日本でも通販サイトなどで購入できる、仏スーパー「モノプリ」のエコバッグなどはその一例です。
台湾:はじめて訪れた2011年には、すでにコンビニのレジ袋が有料でした。めっちゃ進んでるなあとびっくり! 去年からは、ドリンクスタンドや本屋などのレジ袋も有料になったみたいです。
韓国:韓国のスーパーでは、今年からレジ袋が有料になりました。また「オリーブ・ヤング」などのコスメショップにはレジ袋の種類がいくつかあって、一番安いのはただのビニール袋、中くらいが紙袋。200円ぐらい払うと、何度だって使いたくなるかわいいビニールバックに入れてくれますよ。
ドイツ:レジ袋をもらう人はほとんどいないです。マイ買い物袋を忘れた時に、有料のレジ袋を買うぐらい。ドイツはレジ袋を完全廃止する方向に進んでいます、つまり将来は有料のレジ袋を買うことすら不可能になりそうです。
イギリス:スーパーもドラックストアも、レジの無人化がかなり進んでいます。私の経験上、無人レジを利用する場合、定員に声をかけないとレジ袋が手に入りませんでした。
店員にわざわざ声かけるのはめんどくさいので、必然的にエコバッグ持参になりますね。
アメリカ&カナダ:州によってまちまちです。日本と同じく無料でくれるところもあったし、有料のところも。店によってはIKEA方式というか、レジ袋ではなくそもそもエコバッグを買う感じでした。
米スーパー「トレーダー・ジョーズ」のエコバッグはめちゃくちゃ可愛いので、日本のフリマ系アプリでも人気ですよ!
【マイバッグがないと困る、フランス暮らし……!】
私はこの4年間フランスで生活をしているのですが、エコバッグを2つほど常に持ち歩いています。
環境のため、というのはもちろんだけれど、当地では雑貨店でもコスメショップでも、商品をそのまま手渡し(!)されることも多く、エコバッグがないと本当に困るというのが正直なところかも。
個人的には、当地のスーパーなどで売られているポリプロピレン素材のエコバッグは耐久性がよく、重いものもたくさん入るので便利、とても気に入っています。スーパーでがっつり買うときには持っていくという人がとても多いですよ。
また、牛乳とチーズにポテチといったくらいの少量の買い物なら、がしっとじかに手で持って帰る人も。そういう人が当地には本当に多いので、「フランス人ってワイルドだよなぁ!」と、いつも感心しています。
手だけでぜんぶ持ち運ぶ。これぞ、究極のエコ!?
参照元:今日は何の日、Ministère de la Transition écologique et solidaire、KOREA.net、TAIWAN TODAY
執筆=sweetsholic (c)Pouch
Photo: sweetsholic (C)Pouch
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