アメリカ合衆国運輸保安庁(TSA)の公式インスタグラムには、日々の荷物検査で見つかったとんでもないアイテムが投稿されています。

ナイフや銃など物騒なものが並ぶ中、ふと目に留まったのは……なんと猫の写真。2018年に実際にあった出来事らしく、注意喚起を促しています。

【どうしてそんなところに…】

スーツケースの中から猫が発見された写真が投稿されたのは、2020年2月21日。前日2月20日が、ペットを大切にする日「National Love Your Pet Day」だったことにちなんで、掲載されたものと思われます。

発見場所はアメリカ・ペンシルバニア州のエリー空港。飛行機に詰め込むため、係員が荷物のチェックをしていたところ、複数枚の衣服に紛れるようにして1匹の猫がいたというんです。

どういった経緯でスーツケースに入っていたのかは不明ですが、大事に至る前に職員に発見され、無事に救出されたそう。その後は地元の保護施設で、適切なケアをされたようです。

【「ペットをX線装置に入れないで!」】

この出来事を例に、アメリカ合衆国運輸保安庁は

「絶対にペットをX線装置に入れないでください!」

と注意喚起。ペットはキャリーバッグから出して、抱っこをするか、リードで繋いで歩くかのどちらかで飼い主と一緒に金属探知を受けること、 “バッグのみ” をX線検査装置に通すことを呼びかけています。

また、もしペットが飛び跳ねたり逃げ出したりする可能性がある場合は、個別のスクリーニング検査をリクエストできることも、あわせて周知しています。

【航空会社の規定を要確認 & ペットを守ろう】

ペットを飛行機に乗せたい場合、各航空会社によって規定があります。条件を満たしていれば預かってもらえるほか、海外の航空会社であれば、機内に持ち込むことができる場合も。

大切なペットを危険にさらさないようしっかりと準備をし、気を引き締めて搭乗したいものです。

参照元:Instagram @tsa
執筆:田端あんじ (c)Pouch