「メイクは道具で変わる」と聞いたことがあるものの「本当にそんなに変わるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

舞台女優の私はメイクブラシの優秀さに気づいてから、めっきり付属のチップやブラシを使わなくなってしまいました。

とはいえ、付属のチップや指でメイクするとメイクブラシと違ったよさもあるんですよね。

ということで今回はメイクの仕上がりが道具によってどう変わるのかをじっくり比較検証してみることにしました!

【同じアイシャドウで比較!】

今回はプチプラアイシャドウの定番・エクセルの「スキニーリッチシャドウ<SR11>」を使って、<指・付属チップ・メイクブラシ>でアイメイクをしてみたいと思います。

違いがわかるように、どの道具も3色でグラデーションをつくり、1番明るいカラーを涙袋と上まぶたの中央にのせるという同じやり方で比較していきますね!

<指:ハッキリ発色>

指でアイシャドウをまぶたにのせると、はっきり濃いめに発色します。

カラーを楽しみたいときにはぴったりですが、指なのでどうしても涙袋や締め色を細くのせるなどの繊細な調整は難しいです。

<付属チップ:高バランスな仕上がり>

付属のチップは指に比べるとやや淡めの発色ですが、色をのせる面積の調整がしやすいです。

広い面積に色をのせることも、線のように細く描くこともできる万能タイプだと思います。

<メイクブラシ:繊細でナチュラル>

アイシャドウ用のメイクブラシは色々な形があるのですが、今回は資生堂の「KATANA FUDE アイライニングブラシ」と「HANEN FUDE アイシェーディングブラシ」を使用しました。

メイクブラシを使うと色がふわっと淡くのるので、グラデーションがつくりやすい、色味の調整がしやすいのが1番のメリット!

そして、細いブラシを使うとアイライナーのような細〜いラインも描けるので、締め色や涙袋も狙った位置をはずしません。

【目尻にご注目!】

そして1番注目してもらいたいのは……ズバリ目尻!

指だとシャープな線が描けないのでボケたラインに、反対にメイクブラシだとアイライナーを使ったときのようなスッとした目尻に仕上がっています。付属のチップだとちょうど中間ぐらいの印象でしょうか。

目尻はラインの描き方や影の付け方によって目の形や大小が演出できる重要ゾーン。

なので個人的には、繊細に色味やラインが調整できる細めのメイクブラシを使うのが断然オススメです♡

【結論:なりたい目元によって道具を使い分けよう!】

どの道具を使うかは好みや相性があると思いますが、なりたい目元によって道具を使い分けるとメイクの幅がぐっと広がると思います。

指:広い範囲をはっきり発色させたいとき
チップ:指よりも狭い範囲でしっかりめに発色させたいとき
メイクブラシ:グラデーションをキレイにつくりたいとき、繊細にメイクしたいとき

個人的には、薄付きで色味が調整しやすく、細かい部分まで調整できるメイクブラシがやっぱり好き♡

メイクが苦手な方ほど道具を変えただけで仕上がりがガラリと変わることもあるので、「これまで何も考えずに付属のチップを使ってた」なんて方は、ぜひ1度メイクツールにも注目してみてください。

きっと、思い通りにメイクが仕上がる優秀な相棒になってくれますよ♪

執筆・撮影:五條なつき
Photo:(c)Pouch