メイクブラシ好きを公言してから、よく質問されるのがメイクブラシのお手入れ方法です。

「どのぐらいの頻度で、どうやって洗えばいいの?」

そこで今日は、プロのメイクさんに教えてもらって私が実践している方法をPouch読者の皆様に詳しくお伝えしたいと思います。

メイクブラシのお手入れでお悩みの方の参考になれば嬉しいです!

【毎回のお手入れ】

まずは、使うたびにしているお手入れのご紹介から。使いっぱなしだと衛生的にも気になりますし、パウダーの色も混ざってしまいます。

なので、使うたびに毛先に付いたコスメをティッシュでぬぐうのがオススメ。(私は以前ご紹介した白鳳堂の「筆ぬぐい」を愛用中です)あとはブラシの毛を整えてからしまうだけです。

特に天然毛のメイクブラシは頻繁に水洗いするとかえって傷んでしまうので、なるべく普段からこまめに汚れを落とすように心がけています。

【使用する道具は3つだけ】

では実際にブラシを洗っていきたいと思います。

用意するものはどこのお家にもある<カップ・タオル・中性洗剤>です。

私は100均で購入したメイクブラシお手入れ用のカップを使っていますが、普通のコップで構いません。中性洗剤は台所用のものを使いましたが、もちろん市販のブラシクリーナー洗剤を使ってもOK!

【メイクブラシの洗い方】

<1>カップの中で振り洗いする

まずはカップの中にブラシ部分が浸かる程度のぬるま湯を入れて中性洗剤を少量混ぜます。

その中でメイクブラシを振り洗いします。するとどんどんお湯が濁ってきます。

濁ったお湯を捨てたら、またぬるま湯を入れて振り洗いをする……という作業を、お湯が濁らなくなるまで繰り返しましょう。

だいたい3~4回目で濁らなくなると思います。

<2>水気を絞る

ブラシをそっと握って、毛先を整えるようにしながら水気を絞ります

その後、タオルで包むようにしてさらに水気をきります。

<3>自然乾燥させる

毛先を整えたら、直射日光が当たらない場所でそのまま自然乾燥させます。

毛の密度が高いブラシは完全に乾燥するまで2〜3日かかることもありますが、しっかり乾かしましょう。

すると、汚れてしまったメイクブラシも新品のようにフワフワが復活!

洗う手順はたったこれだけ。意外とカンタンなので、ぜひ定期的にお手入れしてみてください。

【洗う頻度は?】

水洗いの頻度は人工毛か天然毛かで異なります。

人工毛のブラシは「汚れが気になったら」だと思います。私の場合、リキッド系に使うブラシは1〜2週間に1度、他のブラシは使用頻度によって2〜4週間に1度ほど洗うことが多いです。

ただし、注意したいのは天然毛のブラシ。天然毛は水洗いしすぎると元々の風合いや毛表面を覆う油分などが失われてしまいます。また 口金の中に水が溜まると抜け毛や切れ毛のリスクが高まるので、水洗いは半年〜1年に1回程度にする方がいいそうです。

【長く愛用するために…】

メイクブラシはメイクを格上げしてくれる魔法のようなアイテムですが、汚れていると衛生的に気になるのはもちろん、コスメの付きも悪くなってブラシの実力を発揮できません。

また、汚れをしっかり落としたいからといってつけおき洗いをするのはNG! ブラシの根本にある接着剤が緩んで抜け毛や劣化の原因になるので、必ず振り洗いで手早く洗いましょう。

メイクブラシはきちんとお手入れすれば何年も使えるアイテム。ぜひお手入れを習慣にして、長く愛用してあげてくださいね♡

参考リンク:資生堂
執筆・撮影:五條なつき
Photo:(c)Pouch