なんらかの理由でお酒が飲めないときにお世話になる “ノンアルコールビール” 。

運転を控えているときはもちろん、妊娠中・授乳中など、飲みたくても飲めない事情があるときにありがたい存在です。

しかしここ最近は、従来のような「やむにやまれず」といった理由ではなく、あえてノンアルコールビールを選ぶ人が増えているようなんです。果たしてその理由とは……!?

【積極的にノンアルを選ぶ理由】

参考にしたのは、株式会社LANYが20〜70代の男女247名を対象に行ったインターネット調査。

ノンアルコールビールを飲む習慣がある回答者のうち、44.4%が「やむを得ない事情から飲んでいる」と回答。そして残りの55.6%が「自ら進んで飲んでいる」と答えていることがわかりました。

積極的にノンアルコールビールを選択する理由として、最も多かったのは「将来の健康を考えて」。

そのほかには「睡眠の質を上げたい」「お酒のお金を別に使いたい」「お酒を飲まない生活に憧れて」といった回答が見られます。

【お酒を飲むと、できない!?】

今回注目したいのは、2番目に多かった「お酒を飲まずに取り組みたいことがある」という意見。

アルコールを摂取すると、ぼんやりしたり、眠気に襲われたりすることもしばしば。そのため、自分自身がやりたいことに集中できなくなるため、「あえて飲まない」を選択する人が増えているようなんです。

実際に寄せられたコメントはこちら!

お酒を飲むと寝てしまったり、取り組みたいことに真剣に取り組めないので、アルコールを飲む頻度を減らそうと思った。将来の健康にもその方がよいと思った」(37歳 / 女)

「お酒を飲みたいけど、夜に家事をしたり、インターネットをしたり、動画を見たいので、ノンアルコールを飲んで時間を有効に使いたいから」(44歳 / 女)

「仕事終わりに酒が飲みたいが、飲んだ後に趣味のゲームをしたい場合は、用途集中してプレイできないので、そういうときにノンアルを飲んでいる」(26歳 / 男)

お酒を飲んでぼうっとしてしまう時間がもったいない」(28歳 / 女)

「仕事から帰宅して学習時間を作りたいのでアルコールを控える時に飲んでいる」(44歳 / 男)

【たしかに一理ありますね…】

頭と体をゆるめてリラックスしたいとき、ぼ~っとしたいときなどは、お酒を飲むのに打ってつけ。

しかし、集中したいとき、思考をクリアにしたいときには、アルコールは不向きといえるかもしれません。そういえば私も、推しの動画を集中して観たいときはお酒を飲まないようにしてるわ……。

ここ最近では、あえてお酒を飲まないライフスタイル「ソバーキュリアス」が海外を中心にブームとなっていますが、日本にも流行の波が来ているのかも!?

皆さんはこの結果をどう思うでしょうか。

参照元:プレスリリース
執筆:田端あんじ
Photo:(c)Pouch