もうすぐGWですね!「GWは家でまったり過ごしたい」という方、おうち映画はどうでしょう? スカッとしたり、ほっこり癒されたりする映画で、お疲れの心をスッキリさせちゃいましょう。というわけでおすすめ映画を6本ピックアップしました。

【家族写真が笑いと感動を生む『浅田家!』】

写真家・浅田政志の写真集「浅田家」「アルバムのちから」をもとに『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年)の中野量太監督が、二宮和也さん主演で映画化。

「家族がなりたかった職業」をテーマにした写真集が大ヒットし、日本の家族をテーマに写真撮影を始めた浅田政志(二宮和也さん)が東日本大震災を経て、被災地で写真の可能性を改めて見つめ直す物語です。

息子を信じ続ける両親、サポートをする弟(妻夫木聡さん)と恋人(黒木華さん)との関係にずっとほっこりしっぱなし。とにかく浅田家の皆さんが素晴らしいんですよ! そしてラストシーンのどんでん返しには思わず「え〜!」と声出ちゃうかも。まさに笑って泣ける映画です。

監督:中野量太 出演:二宮和也、黒木華、妻夫木聡、菅田将暉ほか
参考リンク:Amazon プライム・ビデオ

【NYを舞台に音楽が人と人をつなぐ『はじまりのうた』】

『ONCE ダブリンの街角で』(2007年)などで人気の監督ジョン・カーニーさんがキーラ・ナイトレイさんを主演に迎えて作り上げた音楽で人生の再スタートを切る人々の物語。

イギリスからミュージシャンの恋人と一緒にアメリカに来たグレタ(キーラ・ナイトレイさん)でしたが、彼氏の裏切りをきっかけに別れることに。そんな彼女が落ちぶれた音楽プロデューサーのダン(マーク・ラファロさん)と出会い、ニューヨークで即興ライブをしながら新しい音楽を作り上げていく……。

失恋して落ち込んでいたグレタは歌うことで気持ちを上げていき、ダンはグレタの歌声を聞いて再び音楽にのめり込んでいく。キーラの囁きボイスはずっと聴いていられるくらい可愛くていい! 音楽の煌めきが人生をアゲてくれる素敵な作品です。

監督:ジョン・カーニー 出演:キーラ・ナイトレイ、マーク・ラファロほか
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【大切なことに気づかせてくれる『プーと大人になった僕』】

「くまのプーさん」の実写映画は、大人になったクリストファー・ロビンとプーさんの再会を描き、心をクリーンにしてくれるほっこり映画。

仕事人間で家族との仲がギクシャクしていたクリストファー・ロビン(ユアン・マクレガーさん)の前に、100エーカーの森からプーさんが行方不明の森の仲間たちを探しにやってきます。困っているプーさんを見かねてクリストファーはプーさんに協力することになるのですが……。

公私ともに悩みが多くお疲れ気味のクリストファーは「何もしないこと」をモットーにしているプーさんと一緒に行動するうちに「大事なこと」に気づいていくのです。お仕事が大変! 忙しい! という人にこそ観てほしい。GWはプーさんにならって、なにもしない日々を過ごすのもいいかも? プーさんの名言の数々も新たな気づきを与えてくれますよ。

監督:マーク・フォースター 出演:ユアン・マクレガー、ヘイリー・アトウェルほか
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【ファン感涙!『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』】

『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)に続く、トム・ホランドさんが主演の『スパイダーマン』シリーズ第3弾です。

前作でスパイダーマンであることが世間にバレてしまい大慌てのピーター・パーカー(トム・ホランドさん)。彼はドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチさん)に人々の記憶から、自分がスパイダーマンである情報を削除してほしいとお願いします。しかし、その呪文で過去の敵が次々と現れてしまうのです!

バレてしまった上、最強の敵が集合して超大変なスパイダーマン。そんな彼に強力な助っ人が! 誰が登場したかはネタバレになるのでぜひその目でたしかめてほしいのですが、スパイダーマンファン感涙の展開で胸が震えます。ユーモアとアクションが相乗効果を発揮し、楽しくて胸ワクワクが止まらない本作。ぜひGWに三部作をイッキ観してほしいです。

監督:ジョン・ワッツ 出演:トム・ホランド、ゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジョン・ファブローほか
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【WBCに熱狂した人は必ず盛り上る!『マネーボール』】

オークランド・アスレチックスのGMビリー・ビーンが経営危機のチームを再建! 斬新な方法で優勝争いをするチームへと成長させる姿を描いたサクセスストーリー。

アスレチックスのGMビリー(ブラット・ピットさん)は弱小チームを強化するためにデータ重視の野球に目をつけます。「出塁率」「打点」などのデータから無名選手でもデータが良ければスカウト。これが大当たりして、弱小チームだったアスレチックスは勝利を積み重ねていくのです!

ポンコツチームの快進撃はやっぱり面白い! それもデータを駆使した新しい野球理論で獲得した無名選手の活躍でチームが強くなっていくプロセスはスマートかつ爽快です! ブラット・ピットさんも風変わりで個性的なGMを魅力的に見せてとても素晴らしい。試合の面白さだけでなくベンチ裏の攻防も描いた本作。野球の見方が広がりますよ!

監督:ベネット・ミラー 出演:ブラット・ピット、ジョナ・ヒルほか
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【改造車が大暴走! 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』】

荒野で繰り広げられるカーチェイスが最高にかっこいい『マッドマックス』シリーズ第4弾! シリーズの最高傑作と言われる作品です。

砂漠化した荒野でボスのイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーンさん)を裏切って、監禁されていた女性たちを連れて砦から逃げたフュリオサ(シャーリズ・セロンさん)。同じく囚われていたマックス(トム・ハーディさん)も逃亡しますが、ジョーの部下がものすごい勢いで追いかけてくるのです!

逃げるマックス&フィリオサたちを追いかけるイモータン・ジョー軍団の改造車がカッコよくてシビれる。またカーアクションの見せ方が多彩で、畳み掛けるアクション攻撃が楽しくてたまりません! マックスとフュリオサの男女を超えた絆、フュリオサの過去など濃厚な人間ドラマが描かれているところも魅力。アクション映画の魅力を満喫できる最高のスカッと映画です。

監督:ジョージ・ミラー 出演:トム・ハーディ、シャーリズ・セロン、ニコラス・ホルト、ヒュー・キース・バーン
参考リンク:Amazon プライム・ビデオ

執筆:斎藤 香(c)Pouch