お酢とお出汁のサッパリとした味わいが魅力の「煮浸し」。ナスやオクラなどの夏野菜との相性も良く、冷やしても美味しくて暑い季節にぴったりのおかずですよね。

ところが、ロバート・馬場さんのYouTube「馬場ごはん」で紹介されていた煮浸しは、なんと焼肉のたれで作るらしい!

見た目にはサッパリと対極の、濃厚コッテリ味に見えるんだけど、1発で味が決まるんですって。コメント欄は絶賛の嵐…… ホントに美味しいの???

ちょうど編集部に届いた焼肉のたれ、エバラ「黄金の味 贅沢林檎」があったので作ってみました!

【そもそも浸せるのか】

ロバート・馬場さんのYouTube「馬場ごはん」に出てくるレシピは、どれも身近な食材を使った簡単&時短メニューなのが魅力。

なので今回ご紹介する「大葉ナスの煮浸し」も驚くほどシンプルな材料&レシピで作れてしまいます。

用意するのは焼肉のたれ、ナス、大葉たっぷり。あとはお酢と、ナスを焼くときにつかう油だけ。

馬場さん曰く、焼肉のたれには野菜・果物・唐辛子・コチュジャン・ごま・ニンニクなどが入っているので、味がすぐに決まるのだそう。

とはいえ、レシピを見ていて気になるのはそもそも焼肉のたれのようなコッテリしたものに、ちゃんとナスを浸せるのかな?というところ。とにかく作ってみますか〜!

【ナスの下ごしらえだけがんばろう!】

調理らしい調理はナスの下ごしらえだけですが、丁寧にやっておくことで仕上がりが格段に違うので、ここはがんばりどころ。

まずはナスの皮目に切り込みを入れること。格子状に入れられるのがベストですが、難しい場合は片側だけや、縦にまっすぐ入れても良いとのこと。

また、馬場さんはナスを横半分サイズに切っていましたが、これは食感などの好みで変えてOKかも。

何度か作ってみて、私は食べごたえ的に長さはそのままのほうが好みでした。たれの染み込みやすさやナスの大きさを考慮するなら、縦半分→さらに縦半分に切っても良いかもしれません。

続いて、中火でナスをじっくり焼くこと

ナスは油をよく吸うので、はじめに全体に油を絡めてから、こんがり色がつくまで中火で返しながら焼いていきます。こうすることで余分な油を使わずとも、ナスがトロットロに!

【タレとお酢は直接かけてOK】

ナスが焼けたら、耐熱容器にお好みの枚数の大葉を敷き、焼肉のたれとお酢を投入。大葉→たれ→ナス→大葉→……の順で重ねていきます。

実は私、動画にあるレシピの分量を見て、あらかじめ焼肉のたれとお酢を2:1で混ぜ合わせて漬けだれを作っておいたのですが。

これ、いざ使ったら全然足りなかったんですよね。あれ〜と思って動画を確認すると、馬場さんはほぼ目分量で、直接ナスにかけるように焼肉のたれとお酢を容器に注ぎ入れてるんです。

なので私も、重ねたナスの上から直接たれとお酢を追加。余計な洗い物も減るし、最初からこうすればよかった〜。

見た目的にはかなり味の濃いものに仕上がっていそうだけど、このまましばらく漬けておきます。

【鬼リピ間違いなしの絶品】

冷蔵庫で寝かせること30分、出来上がりの見た目は漬け込んだときと大きな違いはありませんが……。

持ち上げると、ナスがいい感じにクッタリ!

味の濃さを警戒しつつもモグッとほおばると、焼肉のたれの旨味とナスの香ばしさ、お酢と大葉の爽やかさが渾然一体となってて最高!!!! ひとくち食べた瞬間に、鬼リピを確信するおいしさです。

シンプルなナスが焼肉のたれで濃厚な味わいになっているのはもちろんなのですが、ちゃんとお酢と大葉の香りが効いているのでクドさがなく、むしろバクバク食べられてしまうんです。こりゃあご飯がすすむわ。

【作ってみてわかったこと】

超絶簡単なのに、満足度◎だった「大葉ナスの煮浸し」。ナスだけでなく、オクラやピーマンなどで作ってもおいしいと思いますし、焼いたお肉を合わせれば副菜ではなく十分メインになるおいしさでした。

「煮浸しか?」といわれると厳密には違う食べ物かもしれませんが、濃い味なのにサッパリ食べられて、夏のおかずにピッタリ。また、余りがちな焼肉のたれ消費レシピとしても優秀なのが嬉しいです。

ただこのレシピの場合、もともと使う焼肉のたれで味が決まるので、作る人によって使うべき量や合わせるお酢の割合が変わると思います。これは味見と試行錯誤が必要になる部分かも。

ちなみに今回使った「黄金の味 贅沢林檎」にはコチュジャンが使われていないので、辛味がなくむしろちょっと甘い味だったのですが……。

1回作っただけで半分近く減り、3回作ったらなくなりました。1度も肉にかけないで使い切っちゃったよ。

「大葉ナスの煮浸し」のくわしい作り方は、参考リンクから「馬場ごはん」をチェック! 夏野菜の変わり種レシピやや余っている焼肉のタレ消費に困っている方、ぜひ作ってみてくださいね♪

参考リンク:YouTube楽天
執筆・撮影:森本マリ
Photo:(c)Pouch