愛すべき昭和レトロカフェシリーズ、今回ご紹介するのは上野にある「高級喫茶 古城」という喫茶店。
このお店、何がすごいってオープンしたのが1963年。今からおよそ50年以上も前! しかもシビれるのが、店内にはステンドグラスやシャンデリア、大理石の壁など贅を尽くしたヨーロピアンな空間が広がっており、その内装はほぼ開店当初のままだということ。
上野駅から徒歩2分の場所にヨーロッパ貴族の宮殿のような喫茶店がある、ですと……!?
取材してみたいのはやまやまだけど、そんな歴史ある喫茶店、お願いしたところでデヴィ夫人のようなマダムに「アータ、アタクシのようなお店を取材するだなんて10万年早くてよ。オーホッホッホッホ」と一蹴されはしないだろうか。
そんな危惧を胸に電話してみたのですが、トントン拍子にOKをいただき、さらに「その時間に来るなら、当日はウンとお腹空かせてきてね」とおっしゃるママ……気さくすぎて震えた。ワタシ、飲食店の取材なんてもうかれこれ数十件はしてますが、こんなこと言われたの初めて。いや、もちろんいただいたぶんはきちんとお支払いいたしますけどもね(経費で)!