世界中で読まれている村上春樹さんの小説『ノルウェイの森』。松ケン主演の映画『ノルウェイの森』が公開され、いっそう話題になっています。
小説『ノルウェイの森』は、主人公の「僕」がヒロイン「直子」を思い起こす場面から始まります。回想の「僕」は、都内に住む大学生。神戸の高校の同級生だった「直子」と「五月の半ばの日曜日」に、電車のなかで再会しました。
「僕」と「直子」は、四ツ谷駅で電車を降り、「線路わきの土手を市ケ谷の方に向けて」歩き始めました。辺りの景色は、「鮮やかな緑色をした桜の葉が風に揺れ、太陽の光をきらきらと反射させていた」と書かれています。
原作と同じ新緑の5月、記者も『ノルウェイの森』の散歩道を、歩いてみることにしました。 → 続きを読む