オランダに暮らすヨハン・ハイバース(Johan Huibers)さんは、さかのぼること25年前の1993年、おやすみ前の子供たちに『ノアの方舟(はこぶね)』の話を読み聞かせていました。
『ノアの方舟』とは、旧約聖書『創世記』に登場する、大洪水から人間と動物たちを救った舟の物語のこと。
神を信じることなく遊んでばかりの人々を滅ぼそうと、神が引き起こした大洪水。真面目に働くノアにだけ洪水のことが知らされており、作った方舟に自分の家族や動物たちの “つがい” を乗せたことで洪水から逃れた……というのが、大まかな内容です。