毎年5月の第1月曜日にニューヨークのメトロポリタン美術館で開催されるファッションの祭典「MET GALA(メットガラ)」の季節が、今年もやってまいりました。

2019年のテーマは「Camp:Notes on Fashion(キャンプ:ファッションについてのノート)」。

ここでいう「camp」とはアウトドア用語ではなく、ファッションやカルチャーの様式のこと。作家スーザン・ソンタグのエッセイ『「キャンプ」についてのノート』に基づいていて、皮肉・ユーモア・パロディー・誇張などをヒントにゲストたちが装いを選んでいたようなのですが……。

今回は例年以上にパンチが効いてる気がするう! 神の化身になる者、無数の目を顔中に描く者、自分そっくりの生首を持つ者など、ゲストたちの個性がさく裂していたんです。

【誰もこの人には勝てない(確信)】

神の化身としてメットガラ会場に降臨したのは、世界が認めるハリウッドのオシャレ番長、ビリー・ポーターさん。

毎回その衣装に注目が集まるポーターさんですが、なんと今回はキンキラキンの鳥神様に変身。

しかも御神輿のようなものに乗り、きらびやかに着飾ったメンズたちにかつがれて登場しておりまして、いつだって期待を上回ってくるから頭が下がります。もはやこのお方を超えるファッショニスタは、今世紀に現れないような気がするよ……!

【ミラーくんも妖艶で美しい~~~!】

顔中に目を描いた状態で登場し、会場をあっと言わせたのが、映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズでおなじみのエズラ・ミラーさん。

かっちりしたジャケットと真っ赤なリップでユニセックスにキメたミラーさんの手には、顔の皮をそのままはぎとったかのような仮面が握られていて、ミステリアスなムードたっぷり。

妖しげな世界観をまとうミラーさんに胸をつかまれた人が、後を絶たなかったようなんです。

【生首を持って登場】

一方自分そっくりの生首を持って現れたのは、俳優のジャレッド・レトさん。

2018年のメットガラではキリストのような出で立ちでしたが、今回は生首。ポーターさん同様に、この方も期待を裏切りませんね~~~!

【まだまだあるよ、注目ファッション】

今回は男性陣のファッションの注目度が特に高かったようで、ほかには俳優のマイケル・ユーリーさんの “ジェンダー融合ファッション” が話題になっておりました。

もちろん女性陣のファッションも軒並みフォトジェニックで、我らがレディー・ガガ様は、ピンクのドレスやボンテージ姿など、華麗なる七変化を披露。

いつも奇抜な衣装で楽しませてくれるシンガーソングライターのケイティ・ペリーさんは、まさかのシャンデリアにコスプレ。

【ゼンデイヤのシンデレラ姿が注目の的に】

映画『グレイテスト・ショーマン』にも出演した、女優でシンガーソングライターのゼンデイヤさんは、シンデレラに変身して会場を大いに沸かせていました。

【あれ、高見沢さんもいるゾ!?】

そのほかにも、スケスケ衣装で観客を魅了したハリー・スタイルズさんに、女神様と化したセリーヌ・ディオンさん。

どうしてもTHE ALFEEの高見沢さんに見えてしまうミュージシャンのフローレンス・ウェルチさんなど、見どころだらけ。こんな感じで、今回のメットガラも大豊作だったのでした。

それにしてもみなさん、こんなぶっ飛んだファッション、よく思いつくもんだわ~~~!

参照元:The Metropolitan Museum of ArtInstagram @metmuseumTwitter @metmuseumInstagram @theebillyporter
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼スケスケ衣装のハリー・スタイルズさん(隣はグッチのクリエイティブ・ディレクターであるアレッサンドロ・ミケーレさん)


▼女神様と化したセリーヌ・ディオンさん


▼高見沢さんに見えないフローレンス・ウェルチさん


▼裾の長~~~いドレスを着た女性陣が多数 / ラッパーでシンガーソングライターのニッキー・ミナージュさん


▼ミュージシャンのカーディ・Bさん


▼おじさまゲストたちのファッションも素敵でした~♡ / ジャーナリストのハミッシュ・ボウルズさん


▼脚本家のライアン・マーフィーさん


▼エズラ・ミラーの目玉メイクの様子