【お正月休み向けオススメ映画】
映画ライター斎藤香が、年末年始にオススメの映画をご紹介します。いずれもAmazonビデオでも視聴OKの作品です。

今回ご紹介するのは、おいしそうなグルメ映画です。クリスマス~大晦日~お正月と何かと食べる機会が多い年末年始ですが「おいしいごはんが幸福を運んでくる~」と感じさせてくれる映画を選んでみました。空腹時に見るとお腹がグーと鳴りますので要注意!

1.フランス料理VSインド料理、ふたつの味を楽しめる
『マダム・マロリーと魔法のスパイス』

南フランスの山間のミシュランの星を持つフレンチレストランの向いにインドからの移民ファミリーがインド料理店をオープン! オーナー同士がにらみあいながらも、次第にお互いの料理を認め合い、心を通わせていく様をコミカルに描いた作品。フレンチの上品で美しい料理の数々とスパイスが効いておいしそうなインド料理の数々「両方食べたい!」「この店に行きたい!」と思っちゃいますよ。ちなみにこの映画のプロモーション企画でル・コルドンブルー代官山校で映画に登場する料理の試食とオムレツの作り方を習いましたので、そちらの記事も見てくださいね!
監督:ラッセ・ハルストレム 出演:ヘレン・ミレン、オム・プリ、マニッシュ・ダヤル、シャルロット・ルボン
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2.伝説の料理人のレシピを料理ブロガーが実践!
『ジュリー&ジュリア』

50年前に発売された伝説のレシピ本に掲載された524のレシピを29歳のOLが365日で挑戦すると宣言。その記録をブログにアップしていくという実話の映画化です。レシピ本の料理人ジュリア(メリル・ストリープ)が、パリでレシピを作り出すまでの苦労と50年後のニューヨークでそのレシピに挑戦するジュリー(エイミー・アダムス)の奮闘ふりを交互に見せていきます。たびたび登場するお料理がおいしそうだわ、ジュリーの悪戦苦闘ぶりがおもしろいやら……。フレンチをアメリカ人の主婦でも簡単に作れるようにアレンジしたレシピだそうで、観ていると料理したくなります。
監督:ノーラ・エフロン 出演:メリル・ストリープ、エイミー・アダムス、スタンリー・トゥッチ

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3.ヘルシーでおいしそうな朝ごはん
『めがね』

北欧で食堂を経営する女性たちを描いて大ヒットした『かもめ食堂』の荻上直子監督が描いたのんびりとした癒し系映画。南の島にやってきたタエコ(小林聡美)は、小さな宿にお世話になることに。彼女とマイペースな宿の人たちとの交流を描いたほんわか人間ドラマです。この宿の食事を手がけたのはフードスタイリストの飯島奈美さん。白いふかふかご飯、梅干し、焼き鮭、ちらし寿司、ベーコンエッグなどなど、家庭料理の数々は、自宅でマネできるメニューばかり。「おせち料理にちょっと飽きたな」思ったときにオススメ。参考になるメニューがいっぱい登場します。
監督:荻上直子 出演:小林聡美、もたいまさこ、加瀬亮、光石研、市川実日子
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4.俺様な天才シェフが作り出す美しい料理
『二つ星の料理人』

パリで失敗した天才料理人のアダム(ブラッドリー・クーパー)は、ロンドンで成功を手に入れようと知人のレストランのシェフに。ところが自己中心的でプライドの高い彼は、ロンドンでも問題を起こし、料理人として絶体絶命のピンチに追いやられます。「俺様の料理はすごいだろう」から「自分の料理で笑顔を引き出したい」と思うまでの葛藤を描いた物語の中、主人公の作る料理がとても美しいんですよ。また厨房でのシェフたちの仕事っぷりも迫力があり、厳しい世界を潜り抜けてきた料理人たちの凄みも垣間見られます。
監督:ジョン・ウェルズ 出演:ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、オマール・シー
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5.間違えられたお弁当から生まれる交流
『めぐり逢わせのお弁当』

インドのムンバイでは、昼食は出来立てのお弁当を会社に届ける配達サービスが利用されており、主人公の主婦イラ(ニムラト・カウル)も夫の会社への配達を頼むのですが、間違えられてサージャン(イルファン・カーン)という男のもとに。でも、そこからお弁当介した交流が始まるのです。イラの作るお弁当がとても美味しそう! ステンレスの4段弁当箱で中にカレーやチャパティなどインド料理がたっぷり入っていて、映画観終わったら、絶対にインド料理が食べたくなりますよ。
監督:リテーシュ・バトラ 出演:イルファン・カーン、ニムラト・カウル
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長いお正月休み、家族や友達と一緒に美味しそうな料理が出てくる映画を見てのんびり過ごすのもいいと思いますよ!

執筆:斎藤香 (c)Pouch