優しい甘さとふわっふわの食感で、食べた人を虜にしてしまう「台湾カステラ」。おいしいモノの宝庫・台湾名物の巨大なカステラです。

味も食感もスポンジケーキやシフォンケーキに近く、その昔、ポルトガルから長崎経由で全国に広まったおなじみの「カステラ」とは全くの別物。もちろん、はちみつたっぷりの昔ながらのカステラもおいしいけどね☆

さて、国内でも人気を集めているこの台湾カステラ。冷凍食品のニチレイが本場のレシピを公式サイトで紹介していたので、作ってみることにしましたよ〜。

【用意するもの】

用意する材料は、冷蔵庫で冷やした卵、植物油、薄力粉、無調整豆乳、きび砂糖。

豆乳、きび砂糖以外、ほぼ常備している材料で作れるのがうれしいですね☆

【それぞれの作業を手早く行いましょう♪】

フライパンに水を張り、植物油を入れたボウルをのせ、50℃ぐらいに温まるまで湯煎する。

湯煎からボウルを外し、薄力粉を加えて泡立て器で混ぜる。

レンジで加熱した豆乳、卵黄の順に加えてさらに混ぜる。

別のボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーで泡立てる。きび砂糖を数回に分けて加えながら、泡がモコモコしたメレンゲにを目指すべく、しっかり泡立てる。

卵黄のボウルにメレンゲを3回に分けて加え、そのつどゴムべらで練らないようさっくりと混ぜ合わせる。

メレンゲを全部混ぜ終える頃には、見た目でも分かるほどフワッフワの生地の完成♪

クッキングシートを敷いた型に生地を流し入れ、160℃に予熱したオーブンで50分ほど湯煎焼きに。焼いている最中に表面が焦げてしまうようなら、アルミホイルをかぶせると◎。

焼き上がったら、湯煎からはずしてケーキクーラーの上で冷ます。できたての台湾カステラは、羽毛布団のようなやわらかさ。感動的なふわふわ具合ですっ!

【しっとり、フルフルした食感でおいし〜♡】

焼き上がった台湾カステラは、カステラやスポンジケーキを上回るふわふわ感。シフォンケーキのような優しい甘さで口溶けがよく、食感はふわふわ、フルフル、そしてしっとり。

私は台湾を訪れると、屋台や専門店で「古早味蛋糕(グーザオウェイ ダンガオ/台湾カステラのこと)」を買って食べるのですが、確かにその味に近いと思います。あぁ、あの味がおうちでも再現できるなんて……♡

ただ、公式レシピでも書かれているように“粗熱が取れると膨らみがしぼむ”ところが、本場のそれとはちがうかも? 私が知っている台湾カステラは冷めてもしぼむことがないので、その点がちょっと残念です。

また、味も本場のものはどちらかというと卵の風味たっぷりのスポンジケーキに近い味と食感ですが、こちらはシフォン寄りでお上品な味。もちろん、どちらも好吃(ハオチー)ですけどね!

【作り方のコツ1:ひとつひとつの工程を丁寧に】

卵を泡立てて作るケーキって、スポンジにしてもシフォンケーキにしても、ちょっと難しいんですよね。特別な材料を使うわけではないけれど……。

・メレンゲの泡立て方・・・砂糖を加えるのはある程度固くなってから
・生地の温度・・・卵黄を加えた後のボウルは温かさを保つ
・混ぜ方・・・気泡をつぶさないように優しく混ぜる

など、ひとつひとつの工程を丁寧にすることで、失敗を防げると思います。

【作り方のコツ2:湯煎焼きにすること】

ニチレイ公式レシピで台湾カステラ作る場合、最大のポイントはオーブンの中で湯煎焼きにすることだと感じました。

後日、同じ生地を湯煎せずに焼いてみたところ、表面がひび割れて、かなりシフォンケーキに近い仕上がりに。これはこれでおいしかったけれど、台湾カステラの独特のフルフルふわふわ食感を目指すには、湯煎しながら焼くのがコツみたいです。

【ホイップを添えても美味♡】

さてさて、この台湾カステラ。ホイップした生クリームとの相性も抜群でしたよ♪ 軽〜い食感だから、いくらでも食べられちゃう。あぁ〜、ヘンハオチー(很好吃/超ウマイ)!

詳しい分量や作り方などレシピの詳細は、ニチレイ公式サイトでご確認くださいね。

参照元:ニチレイ
撮影・執筆:sweetsholic
Photo:(c)Pouch