その昔、ランドセルの色は「女の子は赤」「男の子は黒」が定番でした。「そういうもの」としてとらえてきた世代としては、今の豊富なカラーバリエーションが羨ましい!

土屋鞄によると「ラン活」最初のピークはゴールデンウィークなのだとか。

理想のランドセルを探すラン活は年々早まっていて、3月からGWにかけて商戦が加熱し、後半戦の山場は夏休みだといいます。

これからラン活に励む予定のママさんパパさん、今後の参考のために、ここ最近の売れ筋ランドセルをチェックしていきましょう♪

【人気カラーは「青・ネイビー」】

参考にするのは、土屋鞄が公開した「2024年度入学用ランドセルの売れ行きカラーランキング&人気製品」。

土屋鞄が展開する約40色のランドセルの中で人気第1位を獲得したのは「青・ネイビー」。土屋鞄の直営店があるエリア別ランキングでも、9つのエリアのうち7エリアで1位にランクインしていました。

2〜5位までのカラーランキングは次の通りです。

2位 黒
3位 茶・キャメル
4位 パープル
5位 ピンク

6位以下には「グレー」「緑」「赤」「水色」「黄・オレンジ」がランクイン。こうしてみると「多色化」が進んでいることは明らかです。

また落ち着いたカラーの「黒」は普遍的な人気があるいっぽう、パープルやピンクが「赤」に変わる新定番となりつつあるようです。

【ランドセルもジェンダーレス化】

土屋鞄における売れ筋ランドセルのキーワードは「ジェンダーレス」。

とりわけ人気なのは土屋鞄が開発したジェンダーレスなランドセルシリーズ「RECO(レコ)」(税込み8万3000〜8万4000円)。

いずれも「男の子の色」「女の子の色」という固定されたイメージを払拭する、「大人でも欲しくなる色」を意識しており、あえて装飾性を持たせず、中性的でモダン、洗練された装いにしています。

「RECO」のブラックは、全52製品の中で人気ナンバーワン!

この春の新色には、デニムのようなブルー系の「プリズムインディゴ」と深みのあるキャメル系の「プリズムアンバー」の2色をラインナップ。どちらも性別を問わない落ち着いたカラーです。

ちなみに、人気第2位は「ミナ ペルホネン」とのコラボモデル「アトリエ」シリーズ。ぜひラン活の参考にしてくださいね♪

【機能性も大事!】

土屋鞄がランドセルを開発するうえで大切にしているのは「軽量化」と「背負いやすさ」。そのため新年度のランドセルにも

・従来の牛革モデルのおよそ9割の軽さを実現(人工皮革モデルの最軽量に近い重さ)
・ランドセルが背中によりフィットする工夫をプラス
・身体にかかる重さを分散→同じ重量でも軽く背負える

といった特徴を盛り込んでいます。

タブレットの普及などでランドセルは重くなるいっぽう。デザインはもちろん「軽くて背負いやすいランドセル」であることも必要な選択かもしれません!

参照元:土屋鞄、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch