日本の食の多様性を物語る食べ物のひとつが「お雑煮」。お餅の形や具材、味付けなど地域によってさまざまで、実に興味深いですよね。
このたび、「茅乃舎だし」など販売する久原本家が公開したのは、そんなお雑煮に焦点を当てたウェブコンテンツ「お雑煮という奇跡」。
どんなことが書かれているのか、ちょっとのぞいてみましょう♪
【こんなに違うお雑煮文化】
1章~5章まで全部で5つのコンテンツで構成されている「お雑煮という奇跡」。中でも特に私がおすすめしたいのが、全国各地のお雑煮の違いを知れる「全国のお雑煮」です。
・お餅
皆さんの住むエリアのお雑煮のお餅は「角餅」でしょうか、それとも「丸餅」でしょうか。同サイトによると、主に東日本で「角餅」、西日本で「丸餅」が使われているようです。
さらに、角餅、丸餅の中でも「焼く」派と「煮る」派に分かれる様子。お餅ひとつとっても違いがあって面白いですね。なんと、一部には餅を一切入れない「餅なし」のお雑煮もあるそうですよ!!
・だし
味つけにかかわる「だし」は大きく分けて、「すまし」と「味噌(主に白味噌)」の2つに分かれるそう。
だしはかつお節や昆布、煮干しなどが一般的ですが、地域によって焼きハゼ、貝柱、鯖節、アゴ(トビウオ)、干し海老なんてところもあるそう! さらには鳥取や島根のあたりでは、「小豆汁」なんて家庭もあるみたい……!!
・具材
具材は古今東西で本当に多種多彩。
魚では鮭やブリ、アサリ、めずらしいところではクジラやハゼ、ホヤを入れたりも……! いっぽうで肉類は案外少なく、鴨や山鳥など。鶏肉は明治以降と新しい具材なんですって。
野菜は全国的には大根、人参が、関東・東海・近畿・山陽・九州では里芋がメジャーなよう。中には、ワラビやセリなどの山菜や海苔、豆腐などを使う地域もあるそうです。
皆さんがこれまで食べてきたお雑煮と比べていかがでしょうか? 同サイトでは日本地図も使ってわかりやすく紹介されていますので、全国各地でのお雑煮の違いを楽しんでみてください♪
【お雑煮の試食会も開催!】
ほかにも同サイトでは、お雑煮の起源を解説する「お雑煮の誕生」、織田信長や徳川家のお雑煮を紹介する「武家で花開くお雑煮」などの読み物を公開。お雑煮について詳しくなれるウェブコンテンツになっています。
そして、これをきっかけに「もっともっとお雑煮について知りたい…!」と思った人に朗報♪
「お雑煮という奇跡」の公開に際し、久原本家が展開する全国の「茅乃舎」15店舗にてお正月の営業に合わせてお雑煮の試食会がおこなわれますっ!
「博多雑煮」や「関東風雑煮」「関西風雑煮」など店舗ごとに各地域のお雑煮がいただけるそうですので、足を運んでみては? 開催店舗や試食内容については参照元をご覧ください。
参照元:特別サイト「お雑煮という奇跡」、茅乃舎、プレスリリース
執筆:鷺ノ宮やよい
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