めまぐるしく変化する流行。SNSなどの普及により、昔と比べて移り変わりが早くなりましたよね。
現代カルチャーの中心にいるのは、Z世代と呼ばれる若者たちです。
とある調査によると、Z世代は音楽やポッドキャストを通して、カルチャー、世の中、自分自身を深く追求したいと考えているのだそう。
Z世代の頭の中を、ちょこっとのぞいてみましょうか。
【音楽を通して世界を知るZ世代】
参考にしたのは、世界におけるZ世代のカルチャーやトレンドを調査した、Spotifyによる年次報告書「Culture Next」。
調査によると、日本国内のZ世代の71%が、自分と異なるカルチャーや経験を学ぶ手段として、音楽やポッドキャストを活用しているみたい。
音楽に関しては、「音楽がほかのカルチャーを知るきっかけになった」といった意見もあり、「母国語以外の音楽を好む」人も増加傾向にあるそう。
また、Z世代のリスナー&クリエイターによって、ローカルな音楽ジャンルが世界に広まっているんですって。「世界に見つかる」現象は、現代ならではですよね。
【ポッドキャストも上手く活用】
世界はもちろん、日本のZ世代にも浸透しているポッドキャスト。
ポッドキャストについて、日本のZ世代の6割が「あらゆるトピックについて深く掘り下げ、テーマの中核に迫れる」「議論できる新しい空間を提供している」と回答しています。
リスナーが多いジャンルは「音楽」「科学」「スポーツ」など。とりわけ興味深いのは、「都市伝説・ミステリー」が前年比で+188%を叩き出している点です。
たしかに、「都市伝説・ミステリー」ジャンルって、好奇心をかきたてられますものね。Z世代じゃないけれど、なんか、ちょっと、わかる。
【Z世代から見た現代のカルチャー】
調査によると、Z世代の約8割が、現在においては「多くの人が同時に1つのモノやカルチャーを消費する現象は存在しない」と回答しているみたい。
昔のように、みんなが同じものを観たり聴いたりする時代ではなくなったことを、改めて実感します。
そのほかには、
「専門家よりも “一般人の生きた経験” から学ぶことに興味がある」
「トレンドの拡散によって、カルチャーがかつてなく急速に進化している」
「現在のカルチャーのスピードは、創造性の成長を加速させる要因となっている」
「カルチャーの影響力は将来、世界の超大国よりも新興マーケットによって形作られる」
といった意見も多くあがっていました。さて、皆さんはこの結果をどう思いますか?
参照元:Spotify、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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