ある日のことです。私(男性記者)が新宿・歌舞伎町を夜22時頃歩いていると、「先輩! 先輩!」と声をかけて来る男がいました。メガネ姿の中背のこの男、まったく見覚えがありません。「先輩、久しぶりじゃないですか」というと、「いいとこあるんですよ」と道案内を始めようとしたのです。実はこの男、『キャッチ」』と言われる客引きで、歌舞伎町に推定で50人前後いるものと思われます。
当然ながら女性は知らないと思いますが、男性を相手にした歌舞伎町の客引きの、巧妙な手口についてお伝えしましょう。これらは、私自身や親しい友人が経験したものです。常に悪意のある客引きに出くわすわけではないのですが、男性は参考にして損はないはずです。