今回ご紹介するのは、下北沢にある「バブーシュカ」という喫茶店。
扉を開けて一歩中に入ると、そこはまさにオトメの空間。年代を感じさせる木製家具にあたたかみのある白熱球の光。中原淳一のイラストや吉屋信子の少女小説に出てくる女学生がここにいてもおかしくないような、そんな昭和初期あたりの雰囲気をかもし出しているお店なのです。
このバブーシュカ、オープンしたのは昨年の8月。なのに昔からもうずっとこの場所で続いているかのような不思議な居心地のよさを感じるのはなぜ!?
実はここは以前、「木曜館」(曜は「日」に「玉」が正しい)という知る人ぞ知るアンティーク雑貨店だった場所。内装や雑貨は木曜館から引き継いだものも多いそうで、懐古“調”なわけではなく本物の古きよきものたちが置かれているというわけ。