【連載:私がイモムシから蝶になるまで】
メイクは頑張ろうと思ってもすぐ上手くいくわけではなく、トライ・アンド・エラーの繰り返し。さらに思春期ならではの自意識、社会人としてのマナーメイク、そして恋愛という要素も絡んでさらに複雑に……。今回は梶本さんのメイク迷走期のお話です。
幼稚園の年中から成長のとどまるところを知らなかった私は高校に入学したころには174cmになっていた。
高校時代はバスケに夢中で、軽音部の女の子がビューラーでまつげを上げているのを見て「自分の底上げに必死やんw」とあざ笑いながらスクワットをしていた私。
メイクはしょせん偽りで、大事なのは元の自分。偽りの自分を金や手間暇をかけて作り上げるなんてナンセンスだと思っていた。
今考えれば、そこからもう差がついていたのだ。