ライターは、タバコに火を着けるためだけのものじゃない。お香やアロマキャンドルなどに火を灯す際にも必要だ。マッチでも事足りるが、どんなものにも可愛さを求める、それが女子だろう。
先日、突如ライターが必要となり、コンビニに駆け込んだ筆者。ライター売り場が分からず、大阪弁の肝っ玉お母さんっぽい店員に場所を尋ね、ようやく売り場にたどり着いた。
そこで見つけたのは、ダサい100円ライターではなく、ラインストーンが上品に施され、光の加減によって輝きを変える、まるでコスメのようなライターだった。おそらく、世の「禁煙ブーム」により女性の喫煙者が減ることを危惧したことで生まれた商品であろう。
「これ100円ちゃうで? 300円もするで? ええんか?」
と、先ほどの店員に聞かれ
「えっ、あの、大丈夫です。可愛いので……」
と、筆者が答えたら
「せやなー! ホンマ可愛いわ! 可愛い! いやー可愛い! めっちゃ可愛い! あ~可愛いわ~! これ買わなアカンで!」
買わなアカンで! と言われても、すでにレジ前にいるのだから購入意欲があることくらい分かるはずである。なぜ彼女はこんなにハイテンションなのだろうと考えあぐねた結果、「もっと買えってことかな?」と思い、必要なのは1本なのに3本も買ってしまっていた。
ということで! コスメのようなライターを見つけ勢い余って3本も買っちゃったから元カレを燃やしてみたよ!(編集部注:サラリと怖いことを言っておりますが、本人はいたって正気です。温かい目でお見守りください)